2010年11月30日火曜日

2010年11月25日ウェブ会議!

また、ふたたび11月に二回目の会議!
新しいものをつくりだすには、みな真剣な、でもわくわくした会議です。

<システムの業者さん、Kさんから前回の私たちが抱える問題と改善の希望にたいしてのお答えのプレゼンしていただきました。現在の問題点と改善案の大枠>
・サイトがアクティブにみえない
・利用者同士の関連性がみえない
・地域情報が更新されない
  →これらの改善を目的として、フィールドネットサイトに変更をおこなう。

※トップページ:
 ・お知らせ、ニュース、トピックなどを整理しみえやすくする。
・「情報の更新」をトップページでみせる。
 ・ツイッターやフェイスを利用する。そして、たとえばGPS機能付端末からの書き込みでは利用者がつぶやいた場所がわかる。その結果、海外でのつながりが生まれる可能性も?
・精度の高いグーグル検索をトップにもっていく。
 ・関連する研究者を表示。ただし、どの優先度(地域?専攻?)でもって表示するか。

※利用者のページ:
 ・ツイッターなどでのつぶやきなどもみせれるように(了解がとれれば)。
 ・当該人物が参加しているコミュニティも示す。
 ・問い合わせフォームをもうける(メアドはさらさない。ただし、これもオン・オフさせる機能をつける必要がある)
 ・フリッカーやユーチューブなど、当該利用者がすでにのせているものをここでみせる。
 ・より小さな(細かな)地域情報もここでみせる。たとえば「アメリカ」の情報は地域情報でみせるとしても、「~州」や「~地区」の情報はこの利用者ページに掲載。一方、ここで書いたことは何らかの形で地域情報のページでもみえるように工夫する。

※地域情報のページ:
 ・上述のとおり、小さな地域の情報もここでみせる。そして、それについてのコメントをほかの利用者が付記していけるようにする。これをサイトの右上の欄でおこなう。
 ・ヤフー知恵袋から関連地域情報をひっぱってきて、みせるのも面白いか?

<上述を踏まえて出席者で議論>
こうした指摘およびそれをもとにした具体的な変更案をもとに、とくに以下の項目について、参加者で議論をおこないました。

●利用登録・アカウント発行
・利用登録について。申し込み者が登録してくれたメールアドレスにac.jpがついていれば自動的にアカウントを発行するシステムを導入予定。
・OpenIDの認証システムの導入。その方が利用者にとって便宜が良いだろうし、今後の拡張もやりやすい。ただし、全員にアカウントを再配布しないといけない。
・メールアドレスは2つ登録も可能。たとえばac.jp+gmailなど。

●コミュニティ
・メンバーの間で閉じたコミュニティをつくり、交流をはかるような場を提供。もしメールでのやり取りの方が意見交換として楽なのであればMLを設定し、それを地域情報に自動的に記事にしていくことも可能(ただしどこまでその情報を拾うかは議論が必要)。

●ポイント制度(+QandA)
・ポイント制を導入する予定。ポイントの適用範囲や重みについて、どのようなことをすれば、どれほどのポイントをつけるかなどを決めなくてはならない(新規登録、コメント、地域情報の新規書き込みor更新、 個人ページの更新、Q and Aなどをすればポイントを不可?)。
・交換リングの考え方。通帳みたいなものを利用(その履歴が重要)。ポイントではなく、地域通貨(後者の場合はマイナス残高がありえる)。そのためゼロの人も質問が可能。
・ポイントの「ユーザーランキング」をつけてトップページで公表する。
・どこかにポイントの説明書き、利用規約が必要。
・「いいねボタン(押すとポイントが付加される)」をつけるのも面白い。
・質問をする → 掲示板+メールを流す。ただし、利用者にメールを流すことがOKかどうか問う必要がある。せめてダイジェストにして1日に1メール?に。そして、どのような「範囲」にその質問メールを流すか?全員でも良いのか、何らかの限定をもうけるか?(たとえばアメリカ関連の質問は、アメリカをフィールドする登録者に流す?)。ただ、最初はそれほど質問も多くないと予想されるので、最初は全員になげることにする。もし質問数がもっと増えれば、あとでカテゴリー分けを入れる。そしてそのカテゴリーに該当する人にだけ流すようにする。

●コンテンツについて
・メディアウィキでこれまで構築してきた情報を変換して使用する予定。
・ほかのシステムとの連携をうまくやる。たとえば映像や動画。ユーチューブやフリッカーのものを自動的にとってくる。
・責任者(担当者)を地域ごとにもうける(いくつの地域で、何人を責任者とするか。誰を責任者とするかという問題も)。責任者に、コメントやつぶやきの整理と同時に、ちゃんとしたデータを地域情報などにいれていく。
・ログインしたときの自分のページがでてくるとよい。My page。そこで機能一覧がわかるようにする。「何かができそうだ」ということがわかるようにするとよい。内部者用のマニュアルを公開しても良いのではないか。
・地域情報は3つのデータに分ける。①国家の基礎情報、②ある地域の情報、③よりささいなエリアの情報。上述の責任者がそれを整理・編集。
・個人ページで基本情報だけはみせて、自分たちの小さなつぶやきなどはログインした利用者にのみみせるようにする。個人ページ内に、テキストボックスをもうけて、そこにかいてもらうとクローズドとするなどの工夫。何を非公開情報とするか?

などなど・・・・
先日のkobayashiさんの地域通貨の概念の紹介からポイント制導入というアイディアがでて、みなexcite!なにをするにも、楽しみがあると、みなアクセスして使ってくれるはず。

2010年11月7日日曜日

2010年11月4日(木)  Fieldnet・Webリニューアルに関する会議

ウェブに強い、協力者をむかえての会議です。これからのフィールドネットのサイトを、どんな「動いた」ものにすればよいのか!まずは言いたいことを、みんないうことにしました。実現可能かどうかは、あとで考える。まずは夢、発想が第一!不可能なことはない!

多くのことが話し合われました。

●システム入れ替えをめぐって
・①メディアウィキで改善できる問題、②メディアウィキを超える問題、という2つに分けて整理し、問題の解決や改善に取り組む必要がある。

・当初フィールドネットはメディアウィキを利用してスタート。しかし、ウェキはデータベース化をおこない、それを広く公開するという点では優れているが、相互コミュニケーション的な役割は弱い。

・そのため、「地域情報と研究者の個人情報のデータベース化」と「コミュニケーション(+写真・映像)」という二段構えで考える必要がある。

・解決策の1つとして、別のプラットフォームにのせかえる?そうするとメディアウィキは、どのシステムと親和性があるのか?(ネットコモンスか、ズープスか?)

・ズープスなどを採用すると全体を統合することができる。そして、ツイッターやフェイスブックなど外部のSNSの利用および連携。いずれにせよ、フィールドネットだけで閉じていないことが重要。

・研究者間のネットワークという点では、メディアウィキから離れて行った方が良い?とはいえ、ウィキの良さはあるので、それをいかしつつ、「併用」していくのがよい。

・何年ぐらいの視点で考えているのか?フィールドネットは10年などのスパンで考えている。ただし、システム的には、3年ごとにはアップデートか。

●セキュリティをめぐって
・個人の責任において、ページを作成してもらう(だから名前も入れる)。最初にかいた人の責任というのはある程度必要。ただし、それではあとの人が加筆・修正が難しい。そのため、「コメント」という形をとると、あとの人が書き足しやすい状況がうまれるといえる(つまり書き直すのではなく、書き足していく)。なので、それを技術的におこなう必要。

・そうすると更新も進みやすくなる。そのあたりはブログのシステムを使う必要があるだろう。そして、メーリングリストに、それらの更新情報を流したりするようなシステムはどうか。ただし、そのコメント欄もただ放置しておくだけではなく、マンパワーによる「ごみ取り(管理)」も必要である。

・入会登録の迅速化について。現在ではマニュアルでチェックし、IDを送付しているので、ユーザーにとって申し込みから書き込みが可能になるまで2-3日のギャップが生じる(研究者かどうかをみきわめるためにやっている)。そのため、自動的にアカウントがでるようにシステムをつくれないか?たとえば、研究機関ドメイン(ac.jp)のアドレスで登録した人には自動的に許可(仮登録)する。その後、マニュアルでチェックする、そして本登録に至るという二段階にする。

●インセンティブ:ポイント制度の導入?
・フィールドネットをみた人が外部から登録者に質問をするような仕組みはあるのか?そうすることで、ニーズをひろう。

・ニーズとインセンティブの問題を結合できないか?地域通貨ではないが、サイト内通過としてのポイント制度を導入するのはどうだろうか。自己紹介すると、あるいは誰かの質問に答えると「何ポイント」、学会で協力をすると「何ポイント」など。ただし、ポイントは回していかないといけないので使用期限をつくる。そのポイントを利用して、自分も質問ができるなど。
・所有ポイントの量に基づいて「貢献者のリスト」みたいなものをつくる。
・このような「遊びの要素」も必要だろう。
・それでは、このポイントの単位は何にする?「500Wakana」ではどうか?

●コミュニケーションやコミュニティなど
・地域およびテーマごとのコミュニティをつくる。ただし、そのコミュニティ内の会話をどこまで外部にも見せるのか、コミュニティにどれだけの権限をもたせるか、などの議論すべき点もある。これらの点についてリサーチマップから学べることがあるだろう(リサーチマップではコミュニティはすべて丸見えではない)。

・フィールドネットサイトで、「入力フォーム」をもうけ、それを介してお互いが連絡をとる。そのあと、フィールドネットを介して知り合い、そうすることで出来上がった研究成果を何らかの場で発表してもらいたい。

・ファイスブック、ツイッター、ミクシーなど、何を利用しているのかというアンケートをとるのもあり?そして、フィールドネットがそのような試みを始めようと思っている(ご意見ください)という「宣伝」をするのもあり。

・現在登録者からツイッターのアカントでも使えるようなアカウントにする。ツイッターでは知らない情報がポコポコでてくるというようにする。その国についてリアルタイムにおこっていることを知らせたりする。情報が検索ではなく、自然とわいてくるように。

・フィールドネットの登録者の、ツイッターなどのアカントをリスト化してみせる。ぜんぶ見せなくても、事務局が把握しておけばそれで良いのではないかという意見も。事務局でツイッターをフォローする。「フィールドネットでもはじめました!」。

●「検索」および「関連付け」など
・「アクティブにみえない」という不満を抱えているようだが、それは「分類がさきにありき」だから。トップページにて、分類をさきに提示するのがよくない。「検索」のみでひっぱる」ようにするのはどうか。
・ウィキの使い方としては、検索してみて、そして見つからなければ新しい頁をつくるという流れになっている。つまり、分類ではなく、さきに検索ありきである。

・ただし、フィールドネットでは、許可証などを考えれば国ベースのカテゴリーにならざるを得ない。国家ベースにしても・・・。本当は「境界」が重要なんだけども。研究分野にしても同様のことがいえる。どこかのカテゴリーにきっちりと入っているというよりは、ゆるやかに関連付けられながら浮遊している感じ。

・フィールドネット登録の研究者を、スパイシーのように表示できないだろうか。カテゴリオーではなく、お互いに関連付けられているスパイシーのアイデアは良い。

・こちらからの既存の大項目(分類)からはいった後、もうすこし細かい項目をプルダウンで示す、プラグインがある。つまり関連付けの問題。関連づけをプルダウンから選ぶ。これはメディアウィキにも搭載可能。

・リサーチマップでは研究分野に近い研究者が右横にでてくる。それを利用して関連する人々をチェーンのように流れるようにみていくことができる。

・更新をお知らせするには?単純な更新でもRSSで流されてしまうという心配がある。

●そのほか
・フィールドネットサイトの、おもにトップページについての意見。「左ブロックにあるコンテンツの整理(たとえば、検索がすべて「調べる」になっている・・・。そのほか「活動」についても整理)」、「アクセス数を掲示(現在、このサイトをみている人の数?)」、「何か読めるものがパッと出てくるようにする(メルマガとの連動?)」。コラムのように「読める」ページもつくるひつようがある(このサイトに滞在してもらう時間を増やす)。

・フィールドネットでは、研究者が前面にでているわりには、トップページでは地図がでていてそれが目立つ。研究者というものを前面にだす必要があるだろう。
・「人と人をつなげる」というのがこのサイトの一番だとすると、それに必要な最低限の情報にしぼる必要。①地域情報?それとも②人と人でつながりたい?その両方がある?

・「写真」について。これは文系理系関係なく興味をもってもらえる。しかし、現状ではメディアウィキの写真アップロードはややこしいという声。写真館のつくりかたにも工夫(フリッカー、ピカサ?)が必要(海外に行った登録者が、事務局で管理するメールアドレスに送信すると、自動的にその写真がのるようなシステムも面白い)。
・写真に関しては、肖像権の問題もあるので気をつけなければならない。

・動画について。どうやってうまくみんなにみてもらうか?今ではあまりにも良くない見せ方。ただたんに並べているだけになっている。スマートではない。うまく投稿させたいような気にさせるようなものにしなければならない。

・海外からのアクセス社には、フィールドネットの簡易版(テキスト版)でみてもらう?

・「問い合わせ」について自分たちで「F&Q」をつくり、コミュニティの内部で解決。もちろんほかの人もそれをみて参考にすることができる。

・「リサーチマップ(2000年ぐらいから開始)」はよくできている。そうであるなら、コミュニティづくりや個人情報はあちらに任せてしまった後で、それをフィードバックできるような受け皿的なシステムをフィールドネットに求める?という既存のものもうまく利用、取り込んでいくというのも1つの手。
→では、フィールドネットという特徴といえば?それはやはりフィールドワーカーだろう。