2010年12月28日火曜日

2010年12月22日ウェブ会議!

もっと、ふみこんで話し合われました。さわやかなシステムエンジニアのKさんが、まずはプレゼンしてくれました。


●システム全体に関して
・システム基盤として、Open PNE(www.openpne.jp)を使用。同システムは、内容的にはミクシーに類似している。ただし会員内で閉じているミクシーのシステムよりもオープンであり、公開性が高い。

・オープンID認証を使用する(オープン化することで、たとえばグーグルアカントなどが使用可能となる)。それに加えて、新規登録の申し込み者のメールアドレスが「ac.jpであれば自動登録」できるよう設定する、そうすることで迅速な入会が可能となる。なお、メアドの入力ミスをなくすため、確認用にメアドを二度入力してもらう。

・オープンID化にともなう既存の登録者への対応について。事務局側から新しいアカウントを発行して既存の登録者に送信し、その後で個々人に自由なアカウントに変更してもらう(この手続きを正しくおこなわないと、400人もいる既存の登録者を失うことになるので注意が必要)。

・デザインについて。トップページやログインなどのページをふくむデザインについては、ほかのウェブ会社にお願いする(後日、この点について、加倉井さんとデザイン会社の打ち合わせが必要となる)。

・現行データ移行について。業者さんの側でやってもらう。その期間中も入会申し込みや、書き込みは継続しても大丈夫。データの移行は、3月初旬となる予定。生態学会(3月8-12日)が開催されるので、それとの兼ね合いを考える。データ移行期間には2週間を要する予定である。

・フィールドネットのURLを短くして表示する。どのような表記にするか、考えておく。

・サイト内検索について。グーグルのカスタム検索を導入することに決定。注意点として、最新データはすぐには反映されない(つまりグーグルのロボットがインデックスを作成するまで少し時間がかかる)。なお、特定の登録者内で閉じたところ(コミュニティ)はグーグルでは検索できないので、それはOpenPNEの検索機能を使うことになる。

●コミュニケーション
・サイト内に、利用者専用コミュニティを新たに立ち上げる(ミクシーのように)。そうすることで利用者間のコミュニケーションの活発化が期待される。地域ごとにこれを作成する(MLとの併用もあり得る?)。

・自動的にMLを生成し、OpenPNEのシステムを利用して一週間に一回ながす。MLの送信対象は、コミュニティ内宛てにでもできるし、全体対象としてもできる。

・登録者間の連絡については個人ページに書き込むようにする。そして、お互いにメールアドレスを「交換することなく」、いわば安全に連絡が取れるようにする。

●運営者側
・「運営者ブログ」を作成する(ここで活動記録[これが読み物にもなる]も掲載)。グーグルカレンダーからとってきて、フィールドネットの行事をみせるようにする。「読み物」も書くとすれば、誰が読み物を書くのか?一方的に運営者がお願いするよりも、フィールドネットだけに、人と人のつながりで、紹介・紹介でつながっていくのが良いと思うというアドヴァイス(これについては、フィールドプラスとの連携が可能か)。

・「運営者ブログ」のなかでさまざまなカテゴリーを作成する。たとえば、読み物カテゴリー、活動記録カテゴリー、会議したカテゴリー、研究者訪問カテゴリーなど。フィールド便りの連載など。

・トップページにツイッターとの連動機能をもたせ、タイムラインを表示。それとともに、GPS情報がある場合はそれも表示?(ただしこの点については登録者からの理解・承諾が必要だろうか)

・ランダム表示において、情報を紹介する機能をもうける。研究者個人を紹介するのか(ここで写真が必要となる?そのため、写真については、リニューアルのお知らせをするときに、促すべきであろう)、あるいは、新たな書き込みを表示するのか?

●個人ページ
・登録者ページとして、個人の「my page」をつくる。ログインしたあとで、自動的にこのmy pageにとぶようにする。(ツイッターに書き込んだものを、こちらにも表示?あるいは、その逆もできるように作成するか?ただしツイッターは文字制限あり)

・個人のページに最近出した「本(書籍)」を出してもらう。それはツイッターからとばしてもらう(そうするとトップページ)。そしてそれをアマゾンにとんで購入することも可能とする?「本」に限らず、登録者から提供された情報(書籍出版、イベント開催など)の見せ方を考える。登録者が告知に使いやすい掲示板をランダムのなかに入れる。

・「お知らせ」を個人ページ内につくる。これのキャッチーなフレーズは「きて、みて?」などにするか?

・個人ページにおいて、研究分野や地域が近い人(つまり関連情報として)は、左上に示される(一方、トップページではページ更新が示されるようにする)。

●ポイント制度、会員カード
・「フィールドネット」のカード(これは一種の会員カード)をつくる。会員番号をふる、QRコードにする。

・カードには、「名前・会員番号、AA研住所、フィールドネットのURL、裏面に参加学会」などの情報を盛り込む。カードのデザインを考える必要性もあり。

・ポイント制度。いかにしてポイントを使うか。たとえばリブリス(LivlisとはTwitterを通じてモノをあげたりもらったりできるサービス。物々交換とポイント制の組み合わせ)が参考になる。フィールドネットでは「本」の交換などが相応しいか。いらなくなった専門書、でもふつうの古本屋に売るより、勉強したい顔がみえる人にあげたほうがいいではないか・・これこそ研究者同士のもののやりとり。ものの移動と気持ちの移動(+情報交換も)が重要であり、そうすることで人々の関係ができる。

・「本」を出品するのにポイント(=まず、出品したら10Pもらえる)。本をもらった人は100Pを使用する(とられる)一方で、あげるひとは90Pもらえるなど。

・フィールドネットのサイト上で、「コメント(付け足し。追加の情報提供のこと)」をするとポイントを出す(=コメントは50にする?)。個人ページ・地域ページの「更新」については、1日1回の更新という制限に(=これもすべて50ポイントに?)。

・学会(まずは文化人類学会を想定)でブースにきたら、ポイント進呈。ワークショップにきたら、ポイント進呈。そのポイントの清算をするために、管理者がパソコンに接続するバーコードリーダーを使用する。そのためにもQRコード必要。

★・・・とかなりポイント制導入は構築委員会の会議では大変もりあがったにもかかわらず、のちに所内の合意をえられず。思ってもいなかったことだが、ポイントをもっている人/いない人が明示されたりすると、それで研究者のランクづけをしているように勘違いされてしまう、研究者のコミュニティらしくない、というご意見でした。
さて、みなさんはどう思われますか?「遊び」心はご法度でしょうか。ことなる発想、意見には驚きますが、合意が得られなかったので、このexcitingなアイディアはボツ!残念ながら。どうやら会員カードもボツ!

しかし、めげずに新しいことをやるぞ!

レバノンからのおやつを撮影するKodaiくん。
長い会議にスイーツは必須です。

2010年12月20日月曜日

2010年12月19日 FL墓セミナーにむけてうちあわせ

2月に開催予定の、学際的研究の試み
「FIELDNET LOUNGE 第1回 墓場セミナー Let’s Cemetery Together!
<墓場で/から繋がる ――墓石をめぐる学際的研究の可能性>」のうちあわせを行いました。
オーガナイザーのKodaiくんと、仕掛け人のWakanaが設定、話者のみなさんに本郷サテライトにご参集いただきました。



初めのうちあわせ、がいちばん、わくわくするでしょうか。
乾さん、富沢かなさん、鈴木洋平さん。
初めてお会いする方同士も。乾さんとわれわれは、地球惑星科学連合大会のブースで「出会った」のが始まり。学際的なラウンジが実現できることになり、それぞれの研究について、墓、石、について熱烈な話がつづきました!!!2月も楽しみです!

2010年12月7日火曜日

2010年12月4日(土) 第7回 Fieldnet  GPSをつかって地図をつくろう!~文系のためのGPS超初心者講座 第3回

GPS/GISのワークショップ、今度は講師に安岡宏和さん(法政大学)をむかえて行いました!
プログラム
1 GISとGPSについて
2 活用例の紹介
3 GPSデータの取得(野外)
4 GPSデータの取り込みと表示
5 GISをもちいた分析の実演

GPSはあくまでも「道具」であり、分野によってもその利用の仕方はことなります。業者の提示するマニュアルにはでてこない、研究者が論文をかくために、調査するためにどのように工夫して使っているか、使い方を自己流で開発しているか。それを披露してもらうのがフィールドネットワークショップならでは。
安岡さんの事例もたいへん勉強になりました。
また、いつものことながら時間がたりなく・・・それが残念。
次回をお楽しみに!