2009年12月20日日曜日

長いURLを短くして人に知らせる方法 オプション /個人ページを活かそう

Fieldnetでは、登録すると個人ページがつくられます。
この場をどんどん活かしていきましょう。
ご自分のHPをべっと作っていない方も、研究内容、そしてフィールドにかんする 覚書、などに使っていただければ幸いです。

Takuroさんからの情報。
フィールドネットにも使えます!!
Fieldnetのサイトは、日本語表記にしようとしているので、URLがながーくなってしまっています。
それを次のサイトを使うと、ご自分の個人ページを紹介するときにURLが短くなって有効!

Takuroさんによると;
fieldnetのURLを他人に教えるためには、以下のサイトが便利ですよ。
http://bit.ly/
たとえば、ソロモン諸島のページ http://bit.ly/7FPe3d
椎野さんの http://bit.ly/4BeHvp

ということです。
どうぞためしてください!
そして、どんどん個人ページから新しい項目をたてて、新規ページをつくってください。
たとえば、私自身は
上記の利用者:椎野若菜
のページのなかに、さらに別のページをたてました。
昨夏にケニアの国土地理院(Survey of Kenya)にいった記録です。
http://bit.ly/wakanaSurveyofkenya

どうぞ、みなさんもためしてください!

2009年10月31日土曜日

2009年10月19日●Fieldnetワークショップ●GISは人類学にどう役立てられるか

ワークショップの後半は、筑波大にJSPSのPDとしていらしている、ケニアのジョモケニアッタ大の講師、チャールズ・ンデグワさんに 「GISは人類学にどう役立てられるか:ケニアでの調査研究から」というタイトルでお話いただきました。
GPSの使い方講座のあと、それは研究でどのように使われているのか、どんな具体的研究がなされているのかを知る、事例編でした。GISソフトは、高価なものが多いですし、ケニアの研究者がどのようにやりくりしているかも気になるところ。

Ndegwaさんはナイロビシティがいかに変化してきたか、今後どのうようになっていくか、また国立公園の近くの住民の人口増加による土地利用の変化がもたらす環境の変化、動物たちとの共存はどうしたらいいのか・・・とGISを用いた興味深い発表でした。


質問、議論も盛んにおこなわれました。

懇親会ももりあがりました。

参加者のなかには、今後のフィールドネットのワークショップをいっしょに企画しよう!という方もあらわれ、また新たなネットワークが築かれたことを実感。

またまたもりあげていきます!

参加者のみなさん、ありがとうございました。

Ndegwaさんはもう帰国してしまわれましたが、私はこのワークショップで彼の発表をきき、共同研究ができることを確信。そのあとも、別の日にミーティングを行いました。

講師のTakuro氏にも、また別のバージョンをお願いするかと思います。

こられなかったかたがた、またGPSかんれんも企画しますので、ご期待ください!

2009年10月30日金曜日

2009年10月19日 ●Fieldnetワークショップ●文系のためのGPS超初心者講座 第2回/GISは人類学にどう役立てられるか

●Fieldnetワークショップをおこないました●
日時:10月19日(月)
14:00~16:00
「GPSをつかって地図をつくろう!~文系のためのGPS超初心者講座 第2回」
講師:古澤拓郎(東京大学ASNET、Fieldnetウェブ構築委員)
16:00~17:30「GISは人類学にどう役立てられるか:ケニアでの調査研究から(仮)」講師:チャールズ・ンデグワ(日本学術振興会PD/筑波大学)
場所:AA研 306

まず前半は、フィールドネット構築委員のTakuro氏を講師に、第二回のGPS講座を行いました。

前回の復習を少しおさらいして、参加者のみなさんも、夏にGPSでとってきたデータを可視化すべくがんばりました!

あいかわらずTakuro講師はわかりやすく手引きしてくれます。しかし、すでにちょっと離れていると、私なぞは忘れていることも多く、またガーミンの純正のケーブルがみあたらず、参加者の同じガーミンをもっている方に貸していただきました。












Kodaiくんは、なんとマスターするのがはやいことか。Kodai,Daichiに教えてもらいました。。
おかげでケニアのフィールドが可視化できました。たのしい♪

お役立ちソフト、その手引き、Takuro講師とともにフィールドネット叢書、だか冊子にしたいなあと考えています。

2009年10月19日 Fieldne運営委員会tミーティング

GPSワークショップ前のランチタイムを利用して、ミーティングをおこないました。

●地域情報の充実化、という課題。
→ 「この国を参考にしてください」 という頼みかたをするといいか?!
また、項目が多くて、自分がまた、その地域を代表した書かなきゃならない 気がして緊張してしまうので、項目をへらすことにしました。 日本人研究者情報/これまでの調査、科研、のところに (自然環境、歴史、政治、経済、宗教、文化など各分野で活躍する研究者など) と書くことにします。 よって、下記のように。
* 1 外務省HP各国地域情勢 * 2 旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など) * 3 医療情報 * 4 通信環境 * 5 ビザ、調査許可 * 6 カウンターパート、来日経験のある研究者 * 7 大学図書館、アーカイブス、本屋 * 8 機材・資料の持ち出し、持ち込み * 9 調査グッズの現地調達 * 10 日本人研究者情報/これまでの調査、科研 * 11 そのほか、各地域情報など

それぞれが、自分の専門があるので、その専門で知っていること(研究、研究者の名前) を書くだけでも、ほかの人には助かりますし、書かれていやな研究者はいないでしょう。
また、事務局のほうも、登録者に直接、依頼メールを送ることも徐々にしていきます。

●個人のページについて
前回のミーティングで、澤柿さんが「備忘録のように使ってもらえるようにするといいね」 といい意見をくださいました。 また、千葉さんが個人のページでスラッシュをいれるだけで新規ページができる!と おっしゃるので、Shiinoが実践。Survey of Kenya にいった記事をのせました。

しかし、URLが複雑になり、ふつうの人にはページがつくりづらいのでは?と いいましたら、またすぐに、千葉さんが個人ページの下方に「新規ページ作成」ボタンを 早速につくってくださいました、ありがとうございます!!

また私のページに関してはリダイレクトもしてくださいました。これは、人によってたくさんページができたら、 ということになりますでしょうか? 今度は、個人ページのなかの目次をお願いしているところです。
そうやって、個人で調査記録、という形で書いてもらったページを、どんどん地域のページにも 関連させていくようにしたら、地域ページが充実します。これは、どんどん!できていくか 事務局もみていき、地域のカテゴリをつけわすれることが多いと思うので、それは更新された ページを随時チェックし、 「書き込みありがとうございます。またカテゴリをつけさせていただきました」という、メールを送ることに します。

●地域カテゴリ
現状ですと、TOPページの地図をクリックすると、各地域のカテゴリ(国のページのリスト)にいくので、 「地域から調べよう」をクリックして地域のカテゴリリストがでるのと、同じようにしようということに なりました。カテゴリ、のページにきてもらわないと、その国についてどんな人がかかわっているのか (書いているのか)、いくら関連づけをがんばってもみえる確率が低いからです。 これは、いまデザイン会社に頼みました。

●更新情報について
更新されたページを事務局でチェックし、書き込みをしてくれた人のページについて とりあげる。どうでしょう、いまの「最近更新したページ」は表にださずに、 マニュアルで書くページにしよう。

●登録者
事務局のHataoさんによると、学会で登録してくれた人も、規約にOKというメールを 返してくれない人が半数もいるとのこと。ブースをつくって、目の前で登録してもらう場合は サインする書類をこちらで用意し、もう登録してしまってもいいのでは? しかし、こちらから、写真ください、書き込みしてください、というお願いメールは おって送る。

●宣伝のしかた ひきつづき、パンフレット、ポスターを送付していく。みなさんも、研究会や学会で お願いします。これ、ということころがあれば住所を事務局に送ってくだされば あるいは、機関名をおしえてくだされば、お送りします。
「自分のページを調査の備忘録としてお使いください。ページをつくることができます」 なんていう、ウリもいれるといいかもしれません。

さてさて、もっといいウェブサイトにかえていくぞ!!

2009年9月30日水曜日

2009年7月17日 運営委員会ミーティング

新学期にはいってからの取り組みの報告と、今年度の作戦についての、ミーティングを開催しました。


●まず、Fieldnetとしての報告として、メンバーのDaichiくんが 総括班フォーラムですばらしい発表、私shiinoもfieldnetの宣伝をしました。

異なる分野が共同調査するとは、どういう経験か!
2009年6月27日 (土) 10:30~19:30
http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/workshop/WS2009.html
特別 「未生(みしょう)のネットワーク- 超域的視座にむけて」
講 演 : 石森 大知 (AA研) 「フィールドを共有する : Fieldnetがめざす超域的研究の創造力」 ということで発表してくれました。http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/workshop/WS2009_ishimori.html

ほかに、今年3月に北大低温研でも発表してくださった文化人類学の若林さんも古植物学の西田さんと共同調査をした成果を発表してくださいました。

以上の報告。

●今後、いかにウェブサイトを充実させていくか、の話し合いについては 自然科学系のフィールドワークを前提にした大型プロジェクトがたくさんあるので、 そういったひとたちを組織ごと協力を願うのも手、というSawagakiさんの意見。
リクルート、よろしくおねがいします!!

また現地での許可の取り方、レンタカー情報など、現地の活動に直接かかわってくるもので、理系が弱い情報
→現地の情報、具体例がわかるような集会を企画するとよいのでは?
→今現在の情報、ライブ感をもってみえるように?

・理系の場合、参加しても、自分の研究分野のことは分かるが、交通、政治、経済などの地域情報については分からない。貢献できないのでは?という危惧がある。が、調査には頻繁にいくので、その時々の状況はわかる。
→その場、その時の体験記でよい。得意なところを書いてもらえばよい。

ということにもなりました。 また、Daichiくんが「wikiの成功例と失敗例から学ぶ」というプレゼンをしてくれました。
一般論をまとめると…
・テーマを絞り込み、しかしながら汎用性のあるものを。ニッチなテーマを。
・Wikiに大器晩成型はない。垂直立ち上げ方がよい。塵も積もれば…ではなく。
・敷居を低く。
・内輪の集まりと思われないように。広くオープンに。
これらを踏まえ、
*参加者の募り方:
・所与のものとしてあるコミュニティに地道に声をかける。
・オフ会でのつながり
・理系(=いろいろな地域に行っている)をコアメンバーに入れる。
*コンテンツ:
・既存のサイトで済むものは、カット?
・主観的に書けるスペースが重要。そのほうが書きやすい(今は、客観的・体系的に書かなければいけない雰囲気があるので。更新しづらい。)

実際、wikiの書き込みへの敷居が高い人が多いこと、
そして地域のところはとくにそうだ、と言う声が多くあがりました。
書き込みを頼んでもなかなかすすまない。
もっと気軽な方法はないか??

お願いしても、書いてもらえず。「これを書こう!」までもっていくには?
→ひとのためだと書きにくい。自分のために。
・大きな国だと、例えば「図書館について書け」と言われても、数が多すぎるし、細分化されていて、どのように書いていいのかわからない。「○○州△△県の…」なら書きやすいが、国レベルでは書けない。お願いしても書いてもらえないのは、理解できる。
→「あなたの調査しているところの情報をメモ書きしてください」
→書いてもらったページにカテゴリをつける。カテゴリというつながりでまとまる。
→自分が書けない項目は、ほかのサイト、本の紹介でOK。
・自分が調査に行ったときの情報を忘れるまえに書き込む(自分の備忘録、フィールドワークのメモワールに)
・メモにするなら、個人のページに書き込むほうが使いやすいのでは?
・ページの仕組みを変更?→椎野(ケニア)、佐藤(ウガンダ)がまずやってみる。

ということで、個人のページをもっと書きやすくし、そこに書かれた記事を地域のところに関連づけをしていく仕組みをつくろう!ということになりました。
さて、宿題が。。

そして同時に、みなが顔をあわせるワークショップも引き続き企画してやっていくことになりました。

2009年7月21日火曜日

2009年7月3日 第1回Fieldnetワークショップ「GPSをつかって地図をつくろう!~文系のためのGPS超初心者講座」

日時:7月3日(金)14:00~17:00
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)3階マルチメディア会議室(304)
講師:古澤 拓郎(東京大学ASNET、Fieldnetウェブ構築委員)

夏にフィールドに行く際、ぜひGPSも使ってみたい、でもまだ使い方がよくわからない…という文系の方がたを対象にFieldnetウェブ構築委員のTakuroさんを講師に手ほどきをしていただきました。


正直いうと、私自身が知りたいからで、またまわりにきいても、けっこうなニーズがある、、、
というわけで、講習を開きました。
Takuro講師、充実したハンドアウトとパワーポイントでていねいに説明してくれます。


実際に、GPSをもって、外にでました。メンバーのDaichiくん。
AA研、外大のなかをみながうろうろ。。 そして、帰ってきて、実際にソフトウェアを使ってどう処理できるか、やっていきます。
なかなか、たくさんの人がいらしておどろきました。大盛況。

使えるフリーソフトの紹介とその使い方の説明をしてもらったので、調査地の簡単な地図が描けるようになるのが目標でしたが・・・やはり、機器になれていないのと、以外にダウンロードに時間がかかりました。でも自分が歩いたデータがそのままグーグルで見られることには、かなり興奮。


講師には、つぎつぎに質問が!!これは、また続けて講師をしてもらわねば!!
今後は、夏にフィールドでデータをとってきて、それをまた加工できるか?
トライしよう、秋に第二弾を、ということになり(し)ました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
Takuroさんもありがとう!

2009年6月5日金曜日

2009年5月30~31日 文化人類学会@大阪!!

大阪で開かれた文化人類学会で、ブースをださせていただき、登録者を募りました。

Fieldnetの強力なメンバーと、強力なサポーターのおかげで、
だいぶん増えました!
チラシ配り、ブースまできてもらう、と発表の間にある休み時間もねらってがんばって広報活動。
みんなにも、聞きたい発表を聞いてもらわねばならないのでお互いに調整。発表を聞きに席をあけた場合は、必ず一人はつれてくる、という「ノルマ」まで、自然にできました(笑)。


二日目からは、本屋さんがならぶ入り口の近くにブースを置かせて
もらったので、より、人が立ち止まってくれるようになりました。
自分のページを、なぜかここで一生懸命打ち込むIクン。







一生懸命、Fieldnetの「よさ」を説明してくれる
Sさん。ありがとう!!

おかげさまで、100人はこえました!!
ブース設置は、ほんとに効果あり。

2009年5月27日水曜日

2009年5月23-24日 日本アフリカ学会@農大で情宣


事務局のHataoさんとともに、ブースにつめていました。アフリカ学会は やさしいので、参加者にわたす封筒に、フィールドネットの チラシをいれてくれました。
登録者は
1日目7人、2日目17人、その後もぼちぼち、ふえています。
これで、もう100人はこえたかな?

恥ずかしがらずに、席につれてきて登録してもらいましょう。 二日目のほうが入りはよかった。 アフリカ仲間のHazamaさんも、同じくアフリカ仲間の自然人類のShimizuさんをうまいことつれてきてくれました。生態人類のKomatsuさんは、私の勢いにおされ席にすわり、登録。続いてそのへんにいらした令鳥類学者のYamagiwaさんにも登録をお願いしてくれました。同じく霊長類学者のItohさんも脅されてすわってましたね・・
Shiraishiさん、Satoくんも2,3人つれてきてくれました、 ありがとう。 また、登録した人に、かならず一人は連れて来いと ねずみ講式にいくのがいいです(笑)。

登録してくれる過程で、またいろいろな情報交換もできたりして、かなり環がひろがりました。
やはり物理的な場所をつくるということは非常に重要なことです。

文化人類は、もっとがんばりましょう。 文化人類学会はもう少し人員がいるので、手分けして ビラ配り、ブースに人をつれてくる、というのをやりたいと思います。
文化人類学会は
http://www.jasca.org/meeting/43rd/
会 期 2009年5月29日(金)~5月31日(日)
会 場 国立民族学博物館(5月29日、人類学関連学会協議会合同シンポジウム)〒565-8511大阪府吹田市千里万博公園10-1 交通・アクセス(国立民族学博物館の案内ページ)
大阪国際交流センター(5月30日~31日、総会・個人発表・分科会)〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8-2-6
10時半にブースに集まってください。 受付のある1F ギャラリー前 アトリウム につくってます。
みなさんも、どうぞチラシ配りから、ブースへの客引き、よろしくお願いします。

新しいサイドバーが追加されました!

先日29日の会合できまったことが、すこしずつすすんでいます。
★「Field Pictures/You Tube」は Pictures & Movies としてつくられました。
http://fieldnet.aacore.jp/wiki/Pictures_%26_Movies
Chibaさんによると、これは長さをメニューの幅に合わせ,名前の汎用性を考慮し,あと / はページの階層を表すので使えないからだそうです。 Shiraishiさんのをいれときました。みてくださーい。
★ただいまフィールド中、
http://fieldnet.aacore.jp/wiki/%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%BE%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E4%B8%AD

には海洋調査?のところ、 ナイロビ学振の訪問者や予定をかくところとリンク。 個人が、だれかいませんかーというのと 場所から探すのと、両方やってみましょう。

★お知らせ、 ブログ
事務局がMLに流す情報をあわせてブログにしましょう。

デザインにはまだ限界があるけれど、まずは場所はできた!!

地球惑星連合大会で

私は、本当に最近までしりませんでした、こんな大会があるんだなんて。
まさに地球がテーマでしょうか。地球にかんして考えているあらゆる分野の人たちが集まって研究成果を発表しあい、情報交換し、またそのなかから、新たな発見、共同、学問的進展をめざす・・・
まさにFieldnetのめざす理念を学会レベルで、理系ではすでに初めている!
うーん、人文科学、社会科学は規模がちがいますね。

質もスタンスもかなり違うのですが、コンセプトや方法については、まなぶところが多いでしょう。
わが構築委員のMatobaさんも発表、情宣にはげんでくれました。
来年は、はやめにブース設置の申し込みをして、でかけることにしよう!!
会期 :2009年5月16日(土)~21日(木) 6日間
会場 :幕張メッセ国際会議場 (〒261-0023千葉市美浜区中瀬2-1)
http://www.jpgu.org/meeting/about.html より抜粋


地球惑星科学連合大会(Japan Geoscience Union (JPGU) MEETING)は日本の地球科学、惑星科学、宇宙科学に関連する約4万人のメンバーを持つ37の学術協会が共同で開催する、地球惑星科学に関する日本最大のジョイントミーティングです。このジョイントミーティングは、1990年以来、18年間にわたり毎年春に開かれ、多くの重要な学術交流が行われてきました。参加者と参加団体は毎年増加の一途を続け、今年のJPGU Meeting 2008では、約4800人の参加者が135の学術セッションで6日間にわたり活発な研究発表と研究交流を行いました。

JPGU Meetingの最大の特徴は、地球内部から宇宙空間に広がる自然環境、生物の変遷と自然環境の関係、人間圏と自然環境の相互作用、そして自然環境の中での人間活動そのものまで、地球惑星科学の全ての科学的トピックスが取り上げられることです。また、そうした私たちの地球惑星科学研究の歴史やジャーナリズム、地球惑星科学の学術環境に関連した教育や政治状況までがそのスコープに捉えられていることです。基礎的な地質学・地球物理学・地球化学から宇宙科学、人文地理学、地球科学教育、環境行政、地球科学キャリアパスまで幅広くセッショントピックスとして取り上げているのは、幾多の地球惑星関係の学術会議の中では世界的に異色の存在といえるかもしれません。私たちは、そうした学際的なあるいは学術をとりまく様々な分野との交流こそがそれぞれの学術分野のさらなる発展を生み出すと信じていまし、さらにその交流の中から新たな地球惑星科学の潮流が生まれることを願っています。

スタートアップのガイドが完成!!

会議ではなんども話題になっていた、
mediawikiが初めての人にもわかりやすい、
ログインのしかた、
ページの編集のしかたについて
Kodaiくんがガイドをつくってくれました!!
http://fieldnet.aacore.jp/doc/guide.pdf

参加した人は、ログインすると
「参加者の方々へ」

だ左バーの下のほうにでてきて、そのなかに入っています。

私の活動を応援してくださっていた大塚和夫先生がちょうど、Fieldnetラウンジの日に亡くなられてしまいなんにも手がつかないなか、みなが進めてくれるのはとてもたすかります。。

2009年4月29日Fieldnetラウンジ 第一回!

新年度からの試みで、Fieldnetの参加者同士のオフラインでの情報交換の場として、Fieldnetラウンジをやることにしました。まずは、分野、フィールドの違う者同士がフィールドを紹介しあう企画。
この構築委員会をたちあげたときも、互いの分野でなにをしているのか、「説明」することのむずかしさ。

いや、できなきゃいけないのだけれど、いざとなると案外むずかしい。また、同じ分野でも、意外に自分の研究の概観を紹介しあう機会はそう多くないかもしれません。就職の面接のときくらいでしょうか、あらためて自分ってなにしてきたんだろう、と自分をみつめ考え直し、そして別の分野にたいしてどうアピールするか考えるのは。










トップバッターは、言いだしっぺの私と、Kodaiくんでした。
参加者のみのMLも使い出しました。

みなさん、好きなように使いだすといいのですがね。
:::::::::::::::::::::::::

Fieldnet登録者のみなさま
こんにちは、仕掛け人の椎野若菜です。 先日もお知らせしましたが、もういちどリマインドです。 初めての「Fieldnetラウンジ」を開きます。 ラウンジという意味は、3月にコアメンバーのミーティングを 北大低温研の「交流ラウンジ」で開いたのですが、そのスペースが すてきで、とりあえず集って話す、何かが生まれる! そういったイメージで命名しました

・15:30~17:30 Fieldnet ラウンジ 第1回
フィールドネットのオフ会です。所属、分野、フィールドの違いをこえて、フィールドワーカーである、 ということを共通項として、今後さまざまなテーマで話をする機会をつくっていきます。
まずコアメンバーから、各人の専門分野によるフィールドワーク、フィールドの紹介をしていきたいと 思います。
フィールド/研究紹介 1 小西公大 (社会人類学・北インド)
フィールド/研究紹介 2 椎野若菜 (社会人類学・東アフリカ)

2009年4月29日Fieldnet構築委員会会議

新年度のはじまりは、外大の本郷サテライトにて行われました。より、このFieldnetのサイトにアクセスしてもらうための工夫が、まず話し合われました。

●すくなくとも、コアメンバーはメールの署名欄に、Fieldnetへのリンクをはる。
::::::::::::::::::::::
↓↓フィールドワーカーをつなげるウェブサイト'Fieldnet'を構築中
http://fieldnet.aacore.jp/
http://fieldnet-wakana.blogspot.com/
::::::::::::::::::::::
Matobaさんはすでに実践ずみ。
また個人ページをもっている人、もっている人が友だちにいたら リンクをはってもらう!
●学会MLにながす文面をしいのがつくる。 どんな学会に流す?
サンゴ礁学会 海洋学会 南アジア学会 9月 東南アジア学会 6,7月 宗教と社会学会 雪氷学会 地理学会 アフリカ学会 ナイル=エチオピア学会 ・・・
●やはりmediawikiはとっかかりが難しい人が多いので、わかりやすい手ほどきをつくる!
Kodaiくん担当。
●事務局のブログについて→「お知らせ」へ
*毎月、MLにながし、同時に『お知らせ」にアップする内容
<お知らせ> アップされた地域情報 ・・5つの国、地域についての書き込みは頼んで 紹介する アップされた画像 アップされた動画 新しい参加者 こんな人求めてます(コラボ希望など) 調査予定 研究室紹介
●コミュニティ →この名前のままでOK?(共同研究/コラボ/研究会)
・コラボ募集
・コラボプロジェクト  椎野+野口 (アップずみ)
・コラボしている企画
・フィールドワーカー系のブログのRSS
●「ただいまフィールド中」 をつくる!
・氷河観測  → リンクをお願いします(Matobaさん?)
・JSPSナイロビ訪問フィールドワーカー
・フィールド予定
●Field Pictures/You Tube
・Picasa  ・・Kodai,Wakana
・Youtube slystonesterさんの投稿 http://www.youtube.com/watch?v=Q0aKYn-V100 などなど、リンクをはる。 →Shiraishiさん、ご協力ありがとう!このFieldnetの影の支援者? こんなにアップしてるとは思ってなかったぞ。
★トップページの左のカテゴリーは
地域から調べよう
専門から調べよう
どんな研究者がいる?
コミュニティ
Field Pictures/You Tube
ただいまフィールド中
お知らせ
最近更新したページ リンク
という順番でよろしいでしょうか? Chibaさん、つくっていただけますか?
●動きある活動のために、アイディア 地域情報を充実させるために、
(各地域)ひと月に1人、担当者を探して書いてもらうことに なりました。

さて、実行あるのみ!!

Fieldnetの参加者のひとりで、Shiinoと今度コラボのプロジェクトをはじめるメディアアートのNoguchiさんも、この構築委員会のミーティングから、つづくラウンジまで参加してくださいました!
本日の差し入れは
 ナイロビにいメンバーのKomazawaさんからケニアのおいしいハニーナッツ、大阪からSatoさんが大阪バナナケーキ(さすがバナナ博士)、立山に就職したKotaroさんが蛍イカの燻製、北海道からMatobaさんがポテトのスナック!!とたくさんありました。

2009年5月13日水曜日

地球研訪問 2009年4月25-26日

念願の地球研訪問、うわさには聞いていましたがすごい施設でした。
研究スペースはプロジェクトごとに場所はきまっていますが、壁のしきりはなく
天井を見上げると日本ではカフェにしかないような扇風機。屋内なのに
グリーンのすてきな傘が数箇所にあって、その下で研究するのは楽しそう?
えっと、これから温泉に入ろうか、と思わせる、池に囲まれたガラス張りの庵といったくつろぎスペース。
うーん、なんでしょう、これ。

お手洗いにいけば環境問題をリマインドさせるステイトメント。
よる、学会のあとはどこのお金持ちのおうちにお邪魔したかしら、と思わせる
アットホームな暖炉つき居間で二次会。
これは研究もすすみそう。
外国からのお客さんも満足でしょう。

2009年4月28日火曜日

2009年4月25日、ナイル=エチオピア学会@京都地球研でのシンポで話してきました

地球研で、ナイル=エチオピア学会がありました。
その一日目にシンポがあり、主催者の縄田さんに声をかけていただき、
Fieldnetのことを話してきました。

2009年4月25日(土)(大会1日目)

公開シンポジウム
「地域住民との研究資源の情報共有化に向けた課題を考える ―現地語とデジタル・メディアを中心として―」
プログラムや趣旨、こんな感じ→http://www.janestudies.org/symposium/index.html

正直いうと、シンポをやるならもっと事前につめていかないと!と
どの人も思っているようでした。
全体としてつくりあげる感が、もう一歩。
ただ、逆にいうと、これを出発点としてはじめるという意味があるのだと思います。
もう、これからの研究はフィールドワークした先の現地でも、そして日本にいても、 つねにデジタル、ウェブをつかった活動は今後ますます重要になってくるのはまちがいない。 私たちのFieldnetは、そうした現地とのつながりを構築する以前に、それぞれの対象地域に かかわる研究者どうしがつながらなければ、先にすすめない!という位置づけになるだろうか。
また、研究者たちが関わるNGOやNPO,個々人の活動について、おたがいに「知る」、 オンタイムで知り、情報交換ができるようなサイトにしたい!!

学会では、あたらしくHPを構築中らしく、学会員のフィールド予定だとか、業績一覧などをつくる案も。ぜひともFieldnetの活動とリンクしてもらうよう、発言してきました。
学会でHP構築をがんばっているのは岩谷さんと増田さん、今回の主催者縄田さんのようなので、また協力してできそう!!発表した甲斐アリ。

<プログラム>
第一部:中東・アフリカ地域の現地語・地域共通語を通じて
13:30-14:00 縄田浩志(総合地球環境学研究所)
「乾燥地のマングローブ植林・研究の回顧と展望をアラビア語出版して」
14:00-14:30 西真如(京都大学)「開発分野におけるアムハラ語を用いた情報発信」
14:30-15:00 中村香子(京都大学)「性・年齢・経験による情報の価値の多様性:サンブルの事例から」

第二部:映像を通じて
15:00-15:30 川瀬慈(京都大学)「アフリカ地域研究における創発的な映像表象の探求」
15:30-16:00 岩谷洋史(総合地球環境学研究所)「映像を用いた地域との連携の可能性」

第三部:多様なデジタル・メディアを通じて
16:30-17:00 椎野若菜(東京外国語大学)「Fieldnet:越域的研究者ネットワークづくりをめざして」
17:00-17:30 湖中真哉(静岡県立大学)「ヴァーチャル・ミュージアムによる新しいアドボカシー:東アフリカマー系文化の事例」

第四部:コメントと総合討論 17:30-18:30  
司会:縄田浩志
コメンテーター:高梨克也(京都大学学術情報メディアセンター)  
重田眞義(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

2009年4月25日土曜日

2009年4月24日@首都大学社会人類学にて説明会!!

まずは、私と、メンバーのKodaiくんの出身研究室でやりました。
新学期初めての社会人類学研究会の前に、40分ほどもらいました。
3月に渡邊先生の追いコン合宿に行ったので、若い後輩の顔も分かってよかったです。

Fieldnetの地域情報は、ある程度フィールド経験がないと書きたい!とも書くネタもあまりないかもしれませんが、いろんな研究者がいることを知ってもらい、自分からも発信することを、それぞれの人類学者の卵がやってほしいなあ!と思っています。

2009年4月20日@東京外国大大学院で説明会!!

新学期、はじめて大学院の授業あるというので、最後におじゃましてFieldnetの説明をしてきました。
東京外大の大学院にはいり、AA研の教員を指導教官に選ぶと、AA研の院生として
4階に机がもらえて、そこでみなさんいらっしゃるよう。私がAA研にきたときには知り合いもまあまあいたのですが、年とともに、みなさんいなくなり(めでたい)、私はAA研であまり「若い」研究者のお友だちがいないなあと思っていました。
AA研には言語学、人類学、歴史学の分野の先生たちがいて、ゼミは言語と歴史・人類に分かれて行われています。またの機会に、研究室紹介もするつもりです。

Fieldnet、まずは拠点にしているAA研の院生さん、そして非常勤研究員の方々がアクティブに動いてくれることを願ってます!

2009年4月24日金曜日

2009年4月23日東京農大で配ってきました


東京農大の国際農業開発学科で話してきました。

「第1回フィールド研究セミナー
フィールドワークとは、家族になること ―文化人類学の場合―」


まえに、自分のブログでも紹介した、昨年夏にナイロビから西ケニアまでご一緒し、ICIPE合宿した昆虫研究者Adachiさんの研究室にお邪魔しました。ICIPEでご一緒したHokutoくんはめでたく卒業してあえず残念でしたが、この学科には海外青年協力隊をめざしてはいってきたり、経験してから入学した人など、フィールドワーク、海外での活動にたいする関心の高さに驚きました。

とくに、「文化人類学の場合」のフィールドワークにも関心をもってくれて、話しやすかったです。
こういう人たちに、ぜひともFieldnetにくわわってほしいと強く思いました!

講演のあと、院生さんが農大内を案内してくれました。

2009年3月28日土曜日

日本地理学会で情宣活動!!!!

3月28、29日と東京・多摩の帝京大学で開かれた地理学会に初めていきました。
Sawagakiさんの、春の地理学会は重要だ、という言葉に導かれてチラシだけは間に合わせるようにしました。

さてどうやって、どこでチラシを配ろう・・・
一人で初めての学会に行くのは、けっこう心細いものです。


幸い、まず北大のSawagakiさんが同じ職場の先生に頼んでおいてくれたので、受付に30部ほどお預けすることができました。
Fukuiさんも午後からいらっしゃるとかで、受付に預けました。












受付専用の部屋があり、その外の廊下で名札を書く机が並べられて
いたので、そこで配ることにしました。

配りだしてまもなく、Satoさんの友人の方が冷やかしにきてくれました。
初対面だったのですが、数部渡して、よろしく!と。

しばらくして、北大の先生もきて、Fukuiさんもきて、また5年ぶりくらいに私の出身の都立大大学院の地理のOさんと再会!
「お、(大学に)帰ったらわたしとくわ!若いのもたくさんおるおる」と宣伝には乗り気な反応をしてくれたのでテンションもあがります。ちかいうちに都立大の地理にもお邪魔することにしました。


チラシ配り。
という行為は、調子がつかないとなかなかできません。
事前に、Fukuiさんから雪氷学会はフレンドリーだけれど
地理学会は外部者にたいしてはそうでもないと聞かされていたので
よけいにびびります。また、久しぶりに会ったOさんも私に
「あれ、会員やったっけ?」から始まり、そんなようなことを言っていました。

というわけで、チラシは(失礼ですが)若そうな人を選んで渡しました。
こちらが手渡すと、みなさん、意外と丁寧にうけとってくれます。
一回だけ、しかとされて少し悲しくなりました(涙)。
いえいえ、そんなことにはめげません。
今年、初めてのチラシ広報活動が始まりました!!!
自分の誕生日だったので、かなりな記念日です・・

2009年3月25日水曜日

生態人類学会でもFieldnetアナウンス!!!!

ちょっとひさしぶりに生態人類学会に行ってきました。去年はアフリカからの帰国日だったが行く予定にしており・・・でもけっきょくいけなかった。いない間になぜか役をつけられていてびっくり。

発表会場はひとつ。
まず、みなさんが飲み物をとりにいくところに、チラシをおいておきました。
あまり効果があるかは???だったので、もう少し頑張らねばと様子をうかがう。
同僚の尊敬するKさんと一緒に行ったのですが、懇親会のときに「ここでFieldnetのアナウンスをしたら?」と言われました。いやあ、しかし見回すとお酒が入ってみんな忘れてしまいそうだったので、まずは手短にお隣にすわった院生などに宣伝し、翌日の朝の総会のあとにお時間をもらいました。

そのあとに、ひとりずつに、お願いしまーす!とくばっておきました。
すこしずつ、知名度があがるといいんですが。

2009年3月22日日曜日

フィールドワークにかんするシンポ@早稲田 でFieldnetのチラシくばる!!!


20日、春分の日。早稲田文化人類学会からのお知らせがきていたときから行こうと思っていたシンポに行ってきました。Fieldnetのチラシもちょっとはくばれるかしら、という目的もアリ。

「エスノグラフィーの素朴から方法論への革新へ―フィールド研究の深化をめざして―」

早稲田大の人類学者、余語さんが問題提起。質的データ研究のながれ、そのなかでの人類学のフィールドワーク、エスノグラフィーの位置、といった内容。ウェブ時代の人類学の新しい方法として「ヴァーチャル・エスノグラフィ」といっている東大の木村さん。霊長類学の観察、分析、記述の方法を披露してくれた京大霊長類研の林さん、そして最後は野沢さんから社会学のネットワーク論の視点からの家族親族研究の方法、、 私のいまの関心事、ウェブ時代、家族・親族、ネットワーク、人類学、フィールドワーク、というキーワードに響くところはたくさんあり、たいへん勉強になった。
 ただ、デジタル技術の発達によるデータ収集の方法としてウェブの活用を考えるのはいいけれど、これからはますます必要だけれど、どうもそれだけに偏りがちなのか?と思ってしまったり・・・あくまでも、ウェブは切り口、着眼点の一つにすぎないのだということを前提に「フィールドワーク」して人間と人間の接触、ぶつかりあいを見聞き、ときに自分もそのなかに居る状態でないとなにも分からない・・・のはいうまでもない。また日本を舞台にした社会学の場合は文化の違いを大して考慮せず(あまり必要がないというのも事実)質問事項を考えているので、社会ごとの文脈、という点においての配慮が若干少ないか・・・と思った。

いずれにしても、「フィールドワーク」をキーワードに超域的に議論する意義はいくらでもあることをあらためて確認。Fieldnetからもコンスタントにお題をだしてやりたい!

早稲田の院生にも、地道に宣伝してチラシを配ってきました。

2009年3月15日日曜日

3月17~18日@日本福祉大でのフィールドワークのシンポでFieldnetの宣伝をする!!!

同僚のKameiさんにまえから誘われておりました。
フィールドワークについてのシンポをやるから、Fieldnetをひろめるのにいいんじゃない?と。
日本福祉大学が「アジア福祉社会開発研究センター」を開設するにあたってシンポジウムとワークショップをひらきました。
ワークショップは3月17,18日と二日にわたって開かれ、私は17日の夜に名古屋入り。
懇親会からお邪魔しまして、関係者に、少しずつFieldnetの説明・宣伝をしました。福祉関連、また開発関連の研究者が多く集っていました。そこで行き交う「フィールドワーク」という言葉や方法がけっこう違うことは感じつつ、この言葉を基に人が集って話そうとしていることにはまず、おおきな意義を感じました。その違い、をつきつめて共有しようというのが、ワークショップのひとつの目的でもあるんでしょう。

ワークショップの企画はKさんがご友人とたてた模様。「フィールドワークから人々とつながる:現場から生まれるアクションとファシリテーション」
もちろん場所がら、開発と福祉にかんする研究が主。
アクション・・・「運動」に研究者がどうかかわるか、ということが大きなテーマ。
Fieldnetのひろめかたについても、コアメンバーが、とにかく、情報を発信、発信しつづけること!!!
ボランティアの協力者を積極的に増やすこと、やる気のある人をひきこんでいくようにオープンにしておくこと。
なるほど、運動をしている人のいうコメントは気概が違います。
運営の仕方も、もっと学ばなければ!

翌日は、いよいよKさんらのシンポジウム。
http://www.n-fukushi.ac.jp/kenkyu/symposium/090317/index.htm

主催者(協力者)の意図:
 対象の社会や人びとの「変化を支える」目的で行われる福祉や開発の実践と、「理解する」ことをねらいとする研究は、それぞれ異なった視点と方法で現場に関わろうとする。しかし、それらは互いに異質なこととも言えず、多くの共通点が見られるだろうし、現場でのさまざまなアクションやリアクションを通じて、実践と研究に二分できない活動や立場が生まれることもある。 このワークショップでは「フィールドワーク」を共通の切り口としながら、「実践/研究」「調査する側/される側」の二分法をこえた現場での関わり方を、具体的な事例にもとづいて考える。福祉や開発の専門性から「あえて降りてみる」ことで現場から見えてくることを重視しながら、ふたたび専門領域にフィードバックできることは何かについても議論したい。

私自身の研究環境、関心からすると、やはりアフリカの事例がいちばん想像しやすかった。
発表者によっては、研究者なのかアクティヴィストなのか、という悩み――悩みのレベルや質も、フィールドのもつ性質によっても個人の性格によっても、もちろん違う。だがおそらく、その多様な「悩み」こそが個人のフィールドワークという行為が社会、世界とむすびつく事例であり、よりよくその悩みが生かされるように事例を共有することが必要かなと思う。いやでも開発に関わらざるをないご時勢のいま、研究者それぞれの事例がまた、重要な「先行研究」もしくは「先行経験/事例」だろう。自分が フィールドで、そのはざまで「悩んでいるのだ」と告白すること、そういう場であったこのシンポは、とても意味があったかと思います。最後までいられなかったのが残念。どういう議論になったのか。。
おつかれさま!

2009年3月14日土曜日

Webのアンケートフォームをつくりました

北大ミーティングできまった大きな決定事項のひとつに、Fieldnetのウェブ上から参加申し込みができるようにする、ということがありました。
Sawagakiさんによると、グーグルのサービスで簡単につくれる!と。北大山岳部の例をみせてくれたのでした。

これからの宣伝活動におおきく関わるので、これははやく作らねば!とがんばりました。
グーグルドックスもちゃんとできたのですが、どうも入力したデータがうまくはいらない!といいましたら、Sawagakiさんがすぐに反応して起動させてくれました。すばやさに感謝。
北大ミーティングの翌々日にチェンマイに行って、帰ってきたKodaiくんもファイル名の修正などをしてくれました。
さあ、これでけっこうwelcome!な体制が整いつつある?

関連づけのための文科省がだしている分野からご自分の分野を選んでもらうのですが、そのリストの順番は、実験系が手前にきていたので適当にフィールドワークをともなう分野を前にもってきました。

http://fieldnet.aacore.jp
[参加するには]におきました。
http://fieldnet.aacore.jp/wiki/Fieldnet:%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF

Fieldnet:参加するには

出典: Fieldnet

参加をご希望の場合、下記のフォームに入力・送信していただくか、Fieldnet事務局にご連絡ください。 Fieldnet[at]tufs.ac.jp  ([at]は@に変更ねがいます。 )

参加登録フォーム

(クリックすると・・・・)

Fieldnet 参加登録フォーム

下記の登録フォームにお答えください。
事務局が数日以内に参加についての規約と、個人ページに掲載するご自身のお写真またはフィールドのお写真送付のお願いをいたします。【fieldnet@tufs.ac.jp】 にご返信ください。
写真をいただきましたら、あなたのアカウントを作成し、あなたのページをおつくりし、お知らせします。これで、参加登録は完了です!
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2009年3月12日木曜日

北大Fieldnetミーティング&研究会 二日目酒宴

ホストのMatobaさん(!?)の計らいで、二日目は話者やセンター長をお迎えししっぽりと北海道の海の幸を楽しみ、また研究会の続きのトークが行なわれました。
北海道は、ほんとに食べ物がおいしい。すると、よけいに話が進みます。





記念撮影をしたあと、二次会突入。

センター長、話者のお二人、などぽつりぽつりお帰りになったあと、なんと2時半をまわったところで、「来年度のFieldnetの目標は・・」とメンバーから話がでました!タフですねえ、みなさん。私がもうすっかり初日の二次会からハスキーな声が治りませんのに。


少なくとも200人の登録をめざします!!
ミーティング、オフ会/研究会も5回やります!!
それぞれが、かかわる学会、研究会で宣伝します!!

チラシもポスターも、4月にはできる予定。
がんばって広げていきましょう♪
メンバー内から声があがるというのは、仕掛け人としてはこのうえなく嬉しいひとときでした。

おひらきになったのは、3時をまわっていました。みんな、さすがタフだ!!
夜中の3時の札幌は、すこぶる寒く、道路も凍ってつるつる!
充実感があるので、みななんだか寒さもたいしてこたえない感じでした。
来年度もよろしく!

北大Fieldnet 第二回研究会 開催!


植物学の西田先生(中央大)と、文化人類学の若林さん(東大院)が総括班の海外派遣の枠で08年末から09年始にかけて共同調査してきてくださった成果をふくめたお話をしてくださいました。
今回は、Fieldnet構築委員のメンバーもそのまま出席。

 ←西田さんが話し中。FSCセンター長(手前)もかけつける。

若林さんも、初めての北海道で雪道を滑りつつ低温研まできてくれました。

人類学の若林さんは、アルパカ・リャマの牧畜社会の研究をしておられます。今回、西田さんの植物学からのコメントから、新しい視点を得られたと。
あらためて、調査地であるペルーの高地はとりわけ他と比べて環境が厳しく、外来種が根付かないのだろうという西田さん。家畜の種と環境との関係も、牧草のすくない高地でリャマ・アルパカの飼育が可能なのも、彼らの肉球はウシやヒツジとは異なり、牧草地を傷めないという特性があるからではないか、とも。ウシやヒツジの蹄は牧草を傷めるので増えると環境に悪い。ヤギは植物の根まで食べてしまう。


Fieldnetのメンバーからは、サステナブルな視点として、「ここに適したやりかた」とは数世代にわたって行なわれてきた結果なのか、いつ頃からなのか?と。たしかに、自然地理の人たちともしともに仕事ができるとすれば、変化についてのスケールを大きく考えていく、というのがひとつの鍵だと思う。
若林さんの答えは、インカの頃からこうした牧畜は行なわれているとスペインの植民地行政官によって書いてあるくらいだ、とのことだった。

西田先生からは、今回は若林さんのフィールドにお邪魔するというかんじで、なるべく自分が影響をあたえないように、控えめに彼のあとについていく形ですごした、とおっしゃっていた。
今回の共同調査を経験しての総括的感想は、
●人類学は、もっと生物学、生態学などの理系も引き込んで研究するといい、ということだった。
●また短期滞在型の調査をする理系の人も、長期滞在型の調査をする人類学の人とくめば、人類学者の調査地を足場により深い研究が展開できる可能性があるのでは、と。
●たとえばチリなどは若手研究者をもりあげようと頑張っているが、日本はもっとそうしたカウンターパートの研究者の養成にも関わってもいいのではないか。外来種の侵入、環境の厳しさ、生物学的にみてもおもしろいことがたくさんある。
●ほかの地域との比較もできる。たとえばヒマラヤとアンデス。ヒマラヤは隆起がはやく複雑な高山植物などが特殊化しいまは多様性に富んでいるが、アンデスはそれに比べあとで出来たものであり、植生もシンプル。

→人類学が別の分野とのコラボを考える場合:地球規模の環境の歴史と人々の生活、その様式、文化の比較はたしかにもっと人類学的研究の広がりの可能性を秘めていると感じたのでした。

今後Fieldnetの活動として海外での共同研究をやる場合は、学問的なコラボの具体的可能性を準備段階からもう少しつめていき、そして使用機器などのテクニカルなことについても、もっと公開して逐一話し合えるような場にしたいと思いました。

おふたり、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
また機会をもうけ、異なるトピックについてももう少しくわしくおうかがいしたいものです。

北大ミーティング Break:低温室へGO!

せっかくの低温研、また極地研のときに続いて低温室ツアーへ。

途中の建物のなかのスロープ。両側とも積雪。











         低温室に入る装備もきちんとしないと、マイナス50度ですから!!南極でつかっているブーツにダウンコート。色なんか選んじゃってます。









         ここにも、たくさんのお宝が凍っています。カムチャッカから、南極から、何千・・何億年・・・前の氷が。きちんと整理され、棚に入っています。-50度。南極からの氷を運びいれる作業をしていたとき、凍傷にかかったとMatobaさん。
さむいさむい。。。まつげも凍ってます!
もちろん、鼻の中も凍りました・・・

日本で二回目の低温室体験。
つかの間の-50度の世界。冬のせいでしょうか、ちょっと慣れたせいか、ちょっと快感にも思えてきた私でした。

北大ミーティング、朝から熱く。

12月に新しいサーバーにうつしてから、初めてのミーティング。みんなに、それ以降の報告私からしました。
事務局のHataoさんとあれこれ相談しつつ、
●「どんな研究者がいる?」をクリックすると、アイウエオ順になるようにカテゴリーをつくって、それぞれの登録者にかならず関連付けを行なうようにしたこと。
●「専門から」のところは、登録者の専門について、つくっていく。つまり空のページがあるとよくないので、登録者のページと地域と専門のページを関連付けられるようにしていくこと。

以上については、そのままでOKということに。
Mediawikiの特性をいかしつつ、でもマニュアルでどう関連付けを補完
していくかが鍵です!

★(SHIINOからの議案)だけれども、登録・参加者の人たちの多くは、自分のページに内容を書いたとしても、自分自身で最後に専門と地域の関連付けをし忘れる人がいる。。。
いまは事務局にまず連絡をとってもらい、そのメールにたいし必要事項を記載して返すという手続きをしている。でも、たとえば専門については自己申告してくれないとむずかしい。
と言ったら、Sawagakiさんがいい案をだしてくれました。
つまり、さいきんグーグルのサービスでかんたんにアンケートフォームがつくれるというのだ!さっそくに北大山岳部の場合、をみせてくれて教えてくれた。

ひとつ解決。
専門項目は、境界領域も多くあるし、専門が違う人との交流を目的とするならばたくさん書いて関連付けたほうがいい。でも最低限の関連付けは、文科省の分類による。その分類の大枠を、自身で選んでもらうことになった。
↑みんな、腕組んで考えてます。
★コミュニティのつくりかたをどうしよう?
まず、こちらでつくって活動をしていたら、ほかの人も倣ってやりやすいだろう。また、いますでに存在する研究会などで、よく研究会情報を更新しているところからRSSをとってきてもらう。
★活動が動いている感じにしたい!
メンバー、そして登録者のなかで頻繁に情報を発信する人、研究会などのブログなどのRSSを反映させるコーナーをTOPに設ける。Fieldnetからの発信もすぐに見えるように→TOPの地図の下にそういったコーナーをもうける?
今後、オフラインでの活動:さまざまなオフ会や合宿、海外派遣や出版などの情報も、すぐにみえるようにする!!
←ボスのMさんが、その活動をささえる発言をしてくれます。

京大GCOEのHPを管理してきたNさんがゲストで、ご自身の経験、やってきた仕事を紹介してくれました。Fieldnetでも活かせそうなことがたくさんありました。また、同じことを二重にやる必要はなく、うまく連携をむすんだら、双方が活気づく!とたいへんリーズナブルなお話が展開。
また、東南研GCOEがスポンサーとなりGoogleMapsAPIをGeeklogで使うためのtkgmapsプラグインが開発されたそうで、Nさんがまえに関わっておられたGCOE,そして現在のGCOEはいっそう活気あるものになっている。
←HPに蓄積された情報をDVDにまとめたそうだ!すごい!
プロジェクトは、こうやって基盤的な作業をしている人のおかげでまわっていくのだ!!!
やらない人にはわからないけれど。。重要なのは、ウェブによって、人が、研究者をうまく導き、その能力をうまく活かしてあげられるように、ほかと「つなげて」いく仕組みをつくることだ。

☆参考文献、サイト☆
澤柿教伸・神山孝吉「Wikiを用いた昭和基地内情報共有システムの試験運用:第47次隊南極地域観測隊越冬での事例」『南極資料』vol.51, No.3,258-272, 2007.

生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点 - GCOE 京都大学http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/

21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」
http://areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp/index_j.html