2008年6月29日日曜日

2008年6月21日(土)H20海外学術調査総括班フォーラムでアナウンス!

2008年6月21日(土)に、H20年度の海外学術調査総括班フォーラムが東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で開かれました。
せっかく、全国から海外調査をする方々がお集まりになるので、このウェブ構築について関心をもってもらおうと、このウェブ企画のことを宣伝することにしました。ぎりぎりになりましたが、コアメンバーに相談して文章チェックしてもらい、配布資料をつくり、また帰ったら研究室などに貼っていただきたいなあ、とチラシをつくることにして(左:小田マサノリさんにつくってもらいました)、当日は10分ほど、パワーポイントでのプレゼンをしました。

プレゼンでは、このまえの会合でヒントになったSatoさんの、所属、分野をこえた人たちが研究についてあれやこれやと意見交換する「仮想研究室」って言ってくれたことや、若手研究者にとってのメリットとして、ウェブで知り合った研究者同士が互いの論文をレファーしあうこと!と言ってくれたTakuroさんのアイディアを組み込ませていただきました。また、前回のミーティング以降に始めたmediawikiの書き込みを紹介するのに、同じくTakuroさんのページを使いました!ありがとうございます。また、このまえの会合にはこられなかったKotaroさんも話題提供できてくれました。

呼びかけについては、総括班のHPと、私のHPにも載せました。
関心のある人は  fieldnet@tufs.ac.jp に連絡をもらう!ということにしました。
http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoproject2
http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/community.html

反応は、まずまず。すでにメールをくれた人もいます。
こちらも、どう動くか、作戦を練らねば!!次は、7月14日に集合!

2008年5月19日 第一回ミーティング

私はAA研のなかの、フィールドサイエンス研究企画センターというところにいます。そこの一つの活動として毎年、海外学術調査フォーラムというのが開かれます。文科省の科研費をとった研究代表者やその代理の人たちがきて、海外に調査に行くにあたって、さまざまな情報を交換したり、学振の方に直接に科研費のノウハウについて質問ができる機会です。
http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/forum.html

参加者は分野も文理系をこえて専門分野はさまざまで、研究調査しに行く先も、まさに世界中。最近、「全球」なる表現があることも知りました。私など、ケニアばかりに通っていますが、全球をフィールドにしている人もいるのだ!かっこいい。
これが、どうも一年に一回しかないし、なんとも集まりの開催の仕方もルーティン化しているのかな?などとAA研にきて3年目の新参者である私はその空気を読み、おもしろく活性化できないかな、とずっと思っていました。思いついたのが、ウェブ利用です。フォーラムにいらっしゃるのは、すでにご自分の研究のために科研費を申請して、しかもそれが通ったベテラン。ちょうど、私の世代の前後というのは、有能な人も就職難でその力を発する場が少ない人がいるのも事実。でも、次なる学問を活性化するのは、われわれであって、なんとかしないといけない。でも一人では行き詰ってうまくいかないことも多い。研究も、もちろん一人でじっくり行うことがベースだけれど、これってどう?とか、共通した関心をもった人と議論して、新たな展開がみえたりするわくわく感は、なんともいえません。直接的に自分の学問に反映しなくても、それぞれに頑張っている人と会う機会があると、なんともいい刺激をうけます。フィールドワークをする者同士だったら、なおさら共感することも多そう。そうした、自分の研究もアピールし、たがいに情報交換したり、議論する場があったらいいなあと思います。  でも、実際始めるとなると、けっこうエネルギーはいりそう。なので肩をはらずに、初めから大きく看板は掲げないで、でも小さく実質的なものをつくりたい。そう思って、まずは小さく小さく、始めました。私自身の知り合いで関心をもってくれた人や、紹介していただいた方で、コアメンバーを決めました(写真:東京、つくば、京都、長崎から来てくれました!長崎からはカステラも!)。第一回のミーティングも、それぞれがウェブ構築にあたって考えている構想、リスク、ざっくばらんに、まず言いたいことを言いました!
 あまり、慎重になりすぎず、もりあがることが重要。話し合い、いい感じでした。まずはChibaさんのご協力もあって、mediawikiでお試し始動することに決まりました。