2010年10月21日木曜日

2010年10月16日第6回 Fieldnetワークショップ 家系図ソフト「アライアンス」を使いこなそう!開催

2010年10月16日(土)にFielenetワークショップを開催しました。構築委員で8月からFSCの研究員になったDaichiくんの初オーガナイズ。いきさつをあいさつしているDaichiくん。




仕掛け人もいちおうあいさつ。
関西からも、北海道からも参加者が!また、東大新聞のわかき記者も様子を取材しにきてくれました。仕掛け人としては、うれしいかぎり。












講師は杉藤重信氏(椙山女学園大学人間関係学部)。この「アライアンス」ソフトウェアの開発にずっと力をそそいでいらっしゃいました。



すてきなジェントルマンです。初心者にわかるように、丁寧に教えてくださいました。








とはいえ、初心者にはちょっとむずかしいところもあり、みなで相談しながらすすめます。












みな真剣です。







北海道、帯広からの参加です!!リピーターもふえてきました。











また、くりかえし練習しなくては!
自分のデータをまず入力が大変ですが、みんなでやれば、また比較研究ができます。まずは基本をマスターして、やっていきましょう。
杉藤先生、ありがとうございました。また関西などでもやりたいと考えています。







アライアンスのブログはこちら→http://study.hs.sugiyama-u.ac.jp/j/

2010年10月20日水曜日

2010年10月16日 Fieldnet構築委員会議


多忙の委員を集めるのは、なかなか大変。しかも話し合う議題は山積。
この日は構築委員の会議と、そのあとはアライアンスソフトウェアのワークショップの二本立て。Daichiくんが、FSCの機関研究員になってはじめて、会議の準備をしてのぞんでくれました。



●夏に話し合った、5月の地球惑星連合研究大会へのセッション応募についてのツメをやりました。なんの枠で応募するのか、去年の事例はどうか、など新聞紙のようなプログラムをみんなでみて研究。

題目は・・「フィールドワークの未来」とかなりおおざっぱですが、Fieldenetを母体に異分野同士の共同/協同でなにができるか、と初めて打ち上げるので大きなタイトルにしました。発表者は、構築委員+α。セッションごとに募集をするので、希望者がいたらもちろんウェルカム。Fieldnetでも募集することになりました。まずは、連合委員会の審査にとおらねばセッションもひらけません。英語の作文、日本語の作文、Takeoさんがつくってくれたたたき台をみなでチェック、決まりました~。Takeoさん、代表者よろしくっ。
*Takeoさんとおまじゅう*


●冬の合宿。
またまた岐阜をベースに、白川郷に決定!さっそくに、宿のことなど調べてみると・・・トヨタが自然学校なる宿泊・会合する施設を持っていることも判明。日程もつめないとまずいこともわかり、早急にきめる!1月の末。Takeoさんおすすめの話者の先生がたにも交渉をおねがいする。

●GPSムック本
Takuroさんが中心に、GPS講座の成果をもとに、Fieldnetの文系のかたがたからのニーズにこたえることからも、本をつくることをすすめています。よくある市販の太いマニュアル本でなく、研究者がフィールドで思考錯誤してやっている事例もふくめ、構築委員のなかの自然科学系の人、Fieldnet登録者のGPSユーザーにも寄稿をおねがいすることになりました。

●ウェブ改造の会議はまた、11月に!

またまた、おみやげのおまんじゅうにみなほれぼれ。Kodaiくん、堪能しすぎ・・

2010年10月10日日曜日

東大考古学研究室訪問!!


2010年10月4日、TakuroくんとともにFieldnet登録者のお一人でアクティブに研究活動をなさっているKondoさんのところを訪ねました。東大の博物館に隣接している考古学研究室。月曜だったので、あいにくしまっていましたが、すてきな研究室の雰囲気に、まず感動。


これぞ、研究室、といういい雰囲気。さいきんの整いすぎたオフィスのような研究室とはちがう。いい研究ができそう・・研究室にいらしたIshii Ryutaさんは、最近作ったという琉球士族の屋敷門(19世紀 首里)の模型が沖縄の博物館に展示されている、と教えてくれました。なるほど、考古学とは模型もつくるのだ・・


縄文土器の破片をつなぎあわせる作業もしていました。
考古学をするには、スケッチ、製図も美しくできねばなりません。(ワークショップでもやってもらうのもいいかも)



お尋ねしたKondoさんは、考古学の分野でも積極的にGISをとりいれようとしている方です。なかなか、これまでの「伝統」もあって大変そうでもありますが、たしかにGISを使うからこそ、みえてくること。使えることは積極的にやっていこう!という姿勢に大共感。これまで、研究者の頭のなかにしかなかった情報を可視化しようというのだから、すごい。遺跡の場所をプロットしているそうです。東京の遺跡分布をPC上でみせてもらいましたが、すごい。。こんなに遺跡があるとはびっくり。2600はあるそうです。開発するたびに遺跡がでてきて、そして記録をとってきた結果だとか。それでも、小平あたりはまだ手掛けられておらず、偏りがあるようでした。



日本で遺跡が発掘されると文化財として記録され、遺跡地図もあるとか。16000箇所にのぼる旧石器時代の遺跡の記録もあり。しかし、紙媒体に記録として刊行されているだけなので、それをデジタル化していくにはなかなかの根気が・・・記録するときに、デジタル化も、という慣例ができるといいなあ、と思うのですが。簡単ではなさそうです。


また私が感動したのは、オマーンでの発掘調査に参加された際のお話。フランス人の地形学者らとも協力関係を築きながらの調査。遺跡を掘っていると、全体像が分からない。ということから、竿の先にデジカメを設置、地面には青いペットボトルのキャップをちりばめてマーキングし、とにかく少しずつずらしながら撮影。そして、そのあと合成・・すばらしい全体像がみえる写真ができていました。
こうしたお金をかけないテクの教授も、またしたいものです。

私とTakuroさんだけがお聞きするだけではもったいない。またKondoさんも、GISを使って共有できる研究、異分野との連携にも積極的。Fieldnet Loungeなどでお呼びしたいと思います!

ありがとうございました!