ウェブに強い、協力者をむかえての会議です。これからのフィールドネットのサイトを、どんな「動いた」ものにすればよいのか!まずは言いたいことを、みんないうことにしました。実現可能かどうかは、あとで考える。まずは夢、発想が第一!不可能なことはない!
多くのことが話し合われました。
●システム入れ替えをめぐって
・①メディアウィキで改善できる問題、②メディアウィキを超える問題、という2つに分けて整理し、問題の解決や改善に取り組む必要がある。
・当初フィールドネットはメディアウィキを利用してスタート。しかし、ウェキはデータベース化をおこない、それを広く公開するという点では優れているが、相互コミュニケーション的な役割は弱い。
↓
・そのため、「地域情報と研究者の個人情報のデータベース化」と「コミュニケーション(+写真・映像)」という二段構えで考える必要がある。
・解決策の1つとして、別のプラットフォームにのせかえる?そうするとメディアウィキは、どのシステムと親和性があるのか?(ネットコモンスか、ズープスか?)
↓
・ズープスなどを採用すると全体を統合することができる。そして、ツイッターやフェイスブックなど外部のSNSの利用および連携。いずれにせよ、フィールドネットだけで閉じていないことが重要。
・研究者間のネットワークという点では、メディアウィキから離れて行った方が良い?とはいえ、ウィキの良さはあるので、それをいかしつつ、「併用」していくのがよい。
・何年ぐらいの視点で考えているのか?フィールドネットは10年などのスパンで考えている。ただし、システム的には、3年ごとにはアップデートか。
●セキュリティをめぐって
・個人の責任において、ページを作成してもらう(だから名前も入れる)。最初にかいた人の責任というのはある程度必要。ただし、それではあとの人が加筆・修正が難しい。そのため、「コメント」という形をとると、あとの人が書き足しやすい状況がうまれるといえる(つまり書き直すのではなく、書き足していく)。なので、それを技術的におこなう必要。
↓
・そうすると更新も進みやすくなる。そのあたりはブログのシステムを使う必要があるだろう。そして、メーリングリストに、それらの更新情報を流したりするようなシステムはどうか。ただし、そのコメント欄もただ放置しておくだけではなく、マンパワーによる「ごみ取り(管理)」も必要である。
・入会登録の迅速化について。現在ではマニュアルでチェックし、IDを送付しているので、ユーザーにとって申し込みから書き込みが可能になるまで2-3日のギャップが生じる(研究者かどうかをみきわめるためにやっている)。そのため、自動的にアカウントがでるようにシステムをつくれないか?たとえば、研究機関ドメイン(ac.jp)のアドレスで登録した人には自動的に許可(仮登録)する。その後、マニュアルでチェックする、そして本登録に至るという二段階にする。
●インセンティブ:ポイント制度の導入?
・フィールドネットをみた人が外部から登録者に質問をするような仕組みはあるのか?そうすることで、ニーズをひろう。
↓
・ニーズとインセンティブの問題を結合できないか?地域通貨ではないが、サイト内通過としてのポイント制度を導入するのはどうだろうか。自己紹介すると、あるいは誰かの質問に答えると「何ポイント」、学会で協力をすると「何ポイント」など。ただし、ポイントは回していかないといけないので使用期限をつくる。そのポイントを利用して、自分も質問ができるなど。
・所有ポイントの量に基づいて「貢献者のリスト」みたいなものをつくる。
・このような「遊びの要素」も必要だろう。
・それでは、このポイントの単位は何にする?「500Wakana」ではどうか?
●コミュニケーションやコミュニティなど
・地域およびテーマごとのコミュニティをつくる。ただし、そのコミュニティ内の会話をどこまで外部にも見せるのか、コミュニティにどれだけの権限をもたせるか、などの議論すべき点もある。これらの点についてリサーチマップから学べることがあるだろう(リサーチマップではコミュニティはすべて丸見えではない)。
・フィールドネットサイトで、「入力フォーム」をもうけ、それを介してお互いが連絡をとる。そのあと、フィールドネットを介して知り合い、そうすることで出来上がった研究成果を何らかの場で発表してもらいたい。
・ファイスブック、ツイッター、ミクシーなど、何を利用しているのかというアンケートをとるのもあり?そして、フィールドネットがそのような試みを始めようと思っている(ご意見ください)という「宣伝」をするのもあり。
・現在登録者からツイッターのアカントでも使えるようなアカウントにする。ツイッターでは知らない情報がポコポコでてくるというようにする。その国についてリアルタイムにおこっていることを知らせたりする。情報が検索ではなく、自然とわいてくるように。
・フィールドネットの登録者の、ツイッターなどのアカントをリスト化してみせる。ぜんぶ見せなくても、事務局が把握しておけばそれで良いのではないかという意見も。事務局でツイッターをフォローする。「フィールドネットでもはじめました!」。
●「検索」および「関連付け」など
・「アクティブにみえない」という不満を抱えているようだが、それは「分類がさきにありき」だから。トップページにて、分類をさきに提示するのがよくない。「検索」のみでひっぱる」ようにするのはどうか。
・ウィキの使い方としては、検索してみて、そして見つからなければ新しい頁をつくるという流れになっている。つまり、分類ではなく、さきに検索ありきである。
・ただし、フィールドネットでは、許可証などを考えれば国ベースのカテゴリーにならざるを得ない。国家ベースにしても・・・。本当は「境界」が重要なんだけども。研究分野にしても同様のことがいえる。どこかのカテゴリーにきっちりと入っているというよりは、ゆるやかに関連付けられながら浮遊している感じ。
・フィールドネット登録の研究者を、スパイシーのように表示できないだろうか。カテゴリオーではなく、お互いに関連付けられているスパイシーのアイデアは良い。
・こちらからの既存の大項目(分類)からはいった後、もうすこし細かい項目をプルダウンで示す、プラグインがある。つまり関連付けの問題。関連づけをプルダウンから選ぶ。これはメディアウィキにも搭載可能。
・リサーチマップでは研究分野に近い研究者が右横にでてくる。それを利用して関連する人々をチェーンのように流れるようにみていくことができる。
・更新をお知らせするには?単純な更新でもRSSで流されてしまうという心配がある。
●そのほか
・フィールドネットサイトの、おもにトップページについての意見。「左ブロックにあるコンテンツの整理(たとえば、検索がすべて「調べる」になっている・・・。そのほか「活動」についても整理)」、「アクセス数を掲示(現在、このサイトをみている人の数?)」、「何か読めるものがパッと出てくるようにする(メルマガとの連動?)」。コラムのように「読める」ページもつくるひつようがある(このサイトに滞在してもらう時間を増やす)。
+
・フィールドネットでは、研究者が前面にでているわりには、トップページでは地図がでていてそれが目立つ。研究者というものを前面にだす必要があるだろう。
・「人と人をつなげる」というのがこのサイトの一番だとすると、それに必要な最低限の情報にしぼる必要。①地域情報?それとも②人と人でつながりたい?その両方がある?
・「写真」について。これは文系理系関係なく興味をもってもらえる。しかし、現状ではメディアウィキの写真アップロードはややこしいという声。写真館のつくりかたにも工夫(フリッカー、ピカサ?)が必要(海外に行った登録者が、事務局で管理するメールアドレスに送信すると、自動的にその写真がのるようなシステムも面白い)。
・写真に関しては、肖像権の問題もあるので気をつけなければならない。
・動画について。どうやってうまくみんなにみてもらうか?今ではあまりにも良くない見せ方。ただたんに並べているだけになっている。スマートではない。うまく投稿させたいような気にさせるようなものにしなければならない。
・海外からのアクセス社には、フィールドネットの簡易版(テキスト版)でみてもらう?
・「問い合わせ」について自分たちで「F&Q」をつくり、コミュニティの内部で解決。もちろんほかの人もそれをみて参考にすることができる。
・「リサーチマップ(2000年ぐらいから開始)」はよくできている。そうであるなら、コミュニティづくりや個人情報はあちらに任せてしまった後で、それをフィードバックできるような受け皿的なシステムをフィールドネットに求める?という既存のものもうまく利用、取り込んでいくというのも1つの手。
→では、フィールドネットという特徴といえば?それはやはりフィールドワーカーだろう。
2010年11月7日日曜日
2010年10月21日木曜日
2010年10月16日第6回 Fieldnetワークショップ 家系図ソフト「アライアンス」を使いこなそう!開催

仕掛け人もいちおうあいさつ。
関西からも、北海道からも参加者が!また、東大新聞のわかき記者も様子を取材しにきてくれました。仕掛け人としては、うれしいかぎり。

講師は杉藤重信氏(椙山女学園大学人間関係学部)。この「アライアンス」ソフトウェアの開発にずっと力をそそいでいらっしゃいました。
すてきなジェントルマンです。初心者にわかるように、丁寧に教えてくださいました。

とはいえ、初心者にはちょっとむずかしいところもあり、みなで相談しながらすすめます。



みな真剣です。

北海道、帯広からの参加です!!リピーターもふえてきました。

また、くりかえし練習しなくては!
自分のデータをまず入力が大変ですが、みんなでやれば、また比較研究ができます。まずは基本をマスターして、やっていきましょう。
杉藤先生、ありがとうございました。また関西などでもやりたいと考えています。
アライアンスのブログはこちら→http://study.hs.sugiyama-u.ac.jp/j/
2010年10月20日水曜日
2010年10月16日 Fieldnet構築委員会議

多忙の委員を集めるのは、なかなか大変。しかも話し合う議題は山積。
この日は構築委員の会議と、そのあとはアライアンスソフトウェアのワークショップの二本立て。Daichiくんが、FSCの機関研究員になってはじめて、会議の準備をしてのぞんでくれました。

●夏に話し合った、5月の地球惑星連合研究大会へのセッション応募についてのツメをやりました。なんの枠で応募するのか、去年の事例はどうか、など新聞紙のようなプログラムをみんなでみて研究。

題目は・・「フィールドワークの未来」とかなりおおざっぱですが、Fieldenetを母体に異分野同士の共同/協同でなにができるか、と初めて打ち上げるので大きなタイトルにしました。発表者は、構築委員+α。セッションごとに募集をするので、希望者がいたらもちろんウェルカム。Fieldnetでも募集することになりました。まずは、連合委員会の審査にとおらねばセッションもひらけません。英語の作文、日本語の作文、Takeoさんがつくってくれたたたき台をみなでチェック、決まりました~。Takeoさん、代表者よろしくっ。

●冬の合宿。
またまた岐阜をベースに、白川郷に決定!さっそくに、宿のことなど調べてみると・・・トヨタが自然学校なる宿泊・会合する施設を持っていることも判明。日程もつめないとまずいこともわかり、早急にきめる!1月の末。Takeoさんおすすめの話者の先生がたにも交渉をおねがいする。
●GPSムック本
Takuroさんが中心に、GPS講座の成果をもとに、Fieldnetの文系のかたがたからのニーズにこたえることからも、本をつくることをすすめています。よくある市販の太いマニュアル本でなく、研究者がフィールドで思考錯誤してやっている事例もふくめ、構築委員のなかの自然科学系の人、Fieldnet登録者のGPSユーザーにも寄稿をおねがいすることになりました。
●ウェブ改造の会議はまた、11月に!
またまた、おみやげのおまんじゅうにみなほれぼれ。Kodaiくん、堪能しすぎ・・

2010年10月10日日曜日
東大考古学研究室訪問!!

2010年10月4日、TakuroくんとともにFieldnet登録者のお一人でアクティブに研究活動をなさっているKondoさんのところを訪ねました。東大の博物館に隣接している考古学研究室。月曜だったので、あいにくしまっていましたが、すてきな研究室の雰囲気に、まず感動。

これぞ、研究室、といういい雰囲気。さいきんの整いすぎたオフィスのような研究室とはちがう。いい研究ができそう・・研究室にいらしたIshii Ryutaさんは、最近作ったという琉球士族の屋敷門(19世紀 首里)の模型が沖縄の博物館に展示されている、と教えてくれました。なるほど、考古学とは模型もつくるのだ・・

縄文土器の破片をつなぎあわせる作業もしていました。
考古学をするには、スケッチ、製図も美しくできねばなりません。(ワークショップでもやってもらうのもいいかも)

お尋ねしたKondoさんは、考古学の分野でも積極的にGISをとりいれようとしている方です。なかなか、これまでの「伝統」もあって大変そうでもありますが、たしかにGISを使うからこそ、みえてくること。使えることは積極的にやっていこう!という姿勢に大共感。これまで、研究者の頭のなかにしかなかった情報を可視化しようというのだから、すごい。遺跡の場所をプロットしているそうです。東京の遺跡分布をPC上でみせてもらいましたが、すごい。。こんなに遺跡があるとはびっくり。2600はあるそうです。開発するたびに遺跡がでてきて、そして記録をとってきた結果だとか。それでも、小平あたりはまだ手掛けられておらず、偏りがあるようでした。

日本で遺跡が発掘されると文化財として記録され、遺跡地図もあるとか。16000箇所にのぼる旧石器時代の遺跡の記録もあり。しかし、紙媒体に記録として刊行されているだけなので、それをデジタル化していくにはなかなかの根気が・・・記録するときに、デジタル化も、という慣例ができるといいなあ、と思うのですが。簡単ではなさそうです。

また私が感動したのは、オマーンでの発掘調査に参加された際のお話。フランス人の地形学者らとも協力関係を築きながらの調査。遺跡を掘っていると、全体像が分からない。ということから、竿の先にデジカメを設置、地面には青いペットボトルのキャップをちりばめてマーキングし、とにかく少しずつずらしながら撮影。そして、そのあと合成・・すばらしい全体像がみえる写真ができていました。
こうしたお金をかけないテクの教授も、またしたいものです。
私とTakuroさんだけがお聞きするだけではもったいない。またKondoさんも、GISを使って共有できる研究、異分野との連携にも積極的。Fieldnet Loungeなどでお呼びしたいと思います!
ありがとうございました!
2010年8月10日火曜日
2010年8月5日構築委員ミーティング

暑い暑い夏の日。なんとかみんなの予定をあわせて、会議を開催しました。
前期の活動報告と、そして後期以降の活動の予定を確認。
前期は、広報活動に力をそそぎました。初めての地球惑星科学連合大会へのブース設置。そしてアフリカ学会、文化人類学会でのブース設置。
4月に行った座談会の様子をまとめた記事も出版されました。Fieldnetの立ち上げ時からの相談役・星泉さん(AA研チベット語)が編集長、私が副編集長をしている雑誌です。特別企画として枠をもらいました、Fieldnetの立ち上げからいままでのいきさつ、そしてこれからの課題!みえます。
FIELD+(世界を感応する雑誌) no.4
http://amzn.to/cQCkPH雑誌の内容についてはこちらhttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus
来年の地球惑星科学連合大会では、なんとFieldnetでセッションを組むことを決定!新しく構築委員にはいってくれたTakeoさんがリーダーシップをとってくれています。
さらに!今年度のFieldnet合宿の場所も決まりました。これについては、また詳細が決まってから発表することにします。
ワークショップの成果を、また来られなかった人びとへの対応、ということもあって初めてFieldnet叢書もつくることに決定!これはTakuroさんを中心に。詳細はお楽しみに。


今回も名古屋からのお土産、大阪からのおみやげ、あって2時から7時すぎまでの会合となりました。お疲れさま!!
2010年7月22日木曜日
2010 July18 第5回Fieldnetワークショップ:フィールド映像を自分ですてきに撮影・編集しよう!
Fieldnetの登録者で、桃山学院大学で映像メディア論、映像制作実習を担当している南出和余さんに、講師をしていただきました。
連休の最中、西は長崎から、関東からもさまざまな大学からのご参加、ありがとうございました!!


プログラムは、こんな感じで。
<プログラム>
12時開始
フィールドワーカーがとるドキュメンタリー映像とは(作品鑑賞)
*ランチはお持ちになって食べながら。
13:30~14:30 企画とカメラワークの説明
14:30~15:00 撮影
15:00~15:15 休憩
15:15~17:30 編集
17:30~18:00 作った作品の上映(できれば)
カメラの構え方から、実際にみんなやってみます。
液晶画面はきにせず、クローズしてしまって、なによりも、しっかりと脇をしめてカメラを構えることが重要。手ぶれが何よりも避けたいこと!!

また、カメラを自分で動かす速度と、じっさいに映像としてみえる速度がかなり異なることが画面につなげながら比較すると、よくわかります。ですから、よーくがまんして、90度動かすにも、1,2,3,4、5、、、とゆっくり数えて、画面上でもふつうの動きにみえます。そうでないと、見ていて酔ってしまう・・・どんなに面白そうなことが後方で起っているらしくても、がまんして、カメラをもったままふりむかない!!

みんなそろって、先生のいうとおりにやってみています。

ざっと講義をうけ、いざ、カメラをもって外に撮影をしにでかけます。
5分の作品をつくることが目標!
幸い、ほんとうにいい天気でした!(よすぎ)

彼も、なにやらアップで撮っている。

インタビューをしている人も!

開催中の写真展で、訪問者の撮影、インタビューを試みているNさん。

なかなか、いい構えです!

映画のロケのようですね!

さてさて、部屋に戻って編集作業にはいります。

真剣です!


南出講師、きめこまかく、ひとりひとり指導してくれました。


四苦八苦しながら、なんとかウィンドーズのムービーメーカーで編集作業をします。
カットごとに簡単な題目をつけておくと、あとでそのカットだけ使えたりして、大変便利。フィールドノートのトピックごとのネタ、みたいなものでしょうか。
実際にフィールドにいたら、いるあいだにこのリストづくりだけでも、しておくとかなり便利だ!と南出講師。
なるほど。ふつうのフィールドノートでも、現地にいる間に少しでもPCに打ち込んでおくと、帰国したときにはやく仕事が始められます。
記憶が新しいうちに、ささっと現地で基礎的な作業をしておく、というのは鉄則ですね。
参加者には、講師からカットごとのリストのファイルがプレゼントされました!
そしてなんと、それぞれの作品を全員が発表する上映会までたどりつきました!!!
東京外大内で自販機を探す旅、外大内の駐輪禁止について、私の研究室訪問、開催中のケニアの写真展について、とってきたフィールド(バリ)での葬送儀礼のフィルム編集、、などなど。
終わったら、夜の7時半。でもみんな楽しんで、あっというま。

充実していました、ありがとうございます!!
今後、Fieldnetでみなで自分のフィールドについての作品をもちより、交換しあうのもいいですね。楽しみです!
さっそくに、この夏休みにフィールドで撮ってきて、編集しましょう。
中級コースも引きつづきできたらいいですね!
<写真撮影:里見龍樹 (Fieldnet登録者)>
連休の最中、西は長崎から、関東からもさまざまな大学からのご参加、ありがとうございました!!


プログラムは、こんな感じで。
<プログラム>
12時開始
フィールドワーカーがとるドキュメンタリー映像とは(作品鑑賞)
*ランチはお持ちになって食べながら。
13:30~14:30 企画とカメラワークの説明
14:30~15:00 撮影
15:00~15:15 休憩
15:15~17:30 編集
17:30~18:00 作った作品の上映(できれば)
カメラの構え方から、実際にみんなやってみます。
液晶画面はきにせず、クローズしてしまって、なによりも、しっかりと脇をしめてカメラを構えることが重要。手ぶれが何よりも避けたいこと!!

また、カメラを自分で動かす速度と、じっさいに映像としてみえる速度がかなり異なることが画面につなげながら比較すると、よくわかります。ですから、よーくがまんして、90度動かすにも、1,2,3,4、5、、、とゆっくり数えて、画面上でもふつうの動きにみえます。そうでないと、見ていて酔ってしまう・・・どんなに面白そうなことが後方で起っているらしくても、がまんして、カメラをもったままふりむかない!!

みんなそろって、先生のいうとおりにやってみています。

ざっと講義をうけ、いざ、カメラをもって外に撮影をしにでかけます。
5分の作品をつくることが目標!
幸い、ほんとうにいい天気でした!(よすぎ)

彼も、なにやらアップで撮っている。

インタビューをしている人も!

開催中の写真展で、訪問者の撮影、インタビューを試みているNさん。

なかなか、いい構えです!

映画のロケのようですね!

さてさて、部屋に戻って編集作業にはいります。

真剣です!


南出講師、きめこまかく、ひとりひとり指導してくれました。


四苦八苦しながら、なんとかウィンドーズのムービーメーカーで編集作業をします。
カットごとに簡単な題目をつけておくと、あとでそのカットだけ使えたりして、大変便利。フィールドノートのトピックごとのネタ、みたいなものでしょうか。
実際にフィールドにいたら、いるあいだにこのリストづくりだけでも、しておくとかなり便利だ!と南出講師。
なるほど。ふつうのフィールドノートでも、現地にいる間に少しでもPCに打ち込んでおくと、帰国したときにはやく仕事が始められます。
記憶が新しいうちに、ささっと現地で基礎的な作業をしておく、というのは鉄則ですね。
参加者には、講師からカットごとのリストのファイルがプレゼントされました!
そしてなんと、それぞれの作品を全員が発表する上映会までたどりつきました!!!
東京外大内で自販機を探す旅、外大内の駐輪禁止について、私の研究室訪問、開催中のケニアの写真展について、とってきたフィールド(バリ)での葬送儀礼のフィルム編集、、などなど。
終わったら、夜の7時半。でもみんな楽しんで、あっというま。

充実していました、ありがとうございます!!
今後、Fieldnetでみなで自分のフィールドについての作品をもちより、交換しあうのもいいですね。楽しみです!
さっそくに、この夏休みにフィールドで撮ってきて、編集しましょう。
中級コースも引きつづきできたらいいですね!
<写真撮影:里見龍樹 (Fieldnet登録者)>
2010年7月20日火曜日
FIELD+no.4発売 Fieldnet特集あり!

AA研で出している広報誌『Field+』という雑誌、ご存知ですか。
Fieldnetの力づよい協力者、星泉さん(AA研・チベット語)が編集長、私は副編集長です。
「Field」がタイトルのとおりキーワードですので、Fieldnetとも連携しながらやりたいと思っています。
今回はとくに
◎特別企画
フィールドワーカーのためのネットワークFieldnetへようこそ! --椎野若菜
という記事があります。フィールドネットの誕生~現在まで、構築委員が語っています。
お楽しみに!大きな本屋には店頭に並んでいます!本屋さんでのお申込み、出版会へのお申込みも受け付けています。
また、末尾にトークイベントのお知らせも載せますので、ぜひお運びください。
=====『FIELD+(フィールドプラス)』no.4 2010年7月15日発売=======
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)から、世界各地の息吹を伝える新雑誌をお届けします。
多様な研究分野の垣根を超えて、世界のあらゆる地域をフィールドとする研究者たちの取り組みや経験を紹介。
〈世界〉をさまざまな角度からみつめます。第4号は、巻頭特集「東南アジア イスラームの現在」ほか、
好評のコーナー「フィールドワークって何?」「研究者の本棚」など、読みどころ満載です。
◎巻頭特集 東南アジア イスラームの現在(責任編集/床呂郁哉)
・「婚活」「離活」は誰がする? --森正美
・来世はイスラーム、現世は? タイ南部にひろがるイスラーム復興運動 --小河久志
・ジャワのモダンなヴェール --塩谷もも
・イスラーム主義政党は変質したのか? インドネシアにおける福祉正義党の発展と適応 --見市建
・ミンダナオの忘れられた戦争 「モロ」の知られざる闘い --床呂郁哉
・心を平静に保つ方法 紛争状況にある南タイのムスリムの日常生活 --西井凉子
・ハラール産業は世界を変えるか? グローバル化に挑戦するイスラーム圏東南アジア --富沢寿勇
・イスラーム金融 イスラームとお金を同時に追求する存在 --福島康博
◎フィールドワークって何?「見る」
・南極の内陸で見たもの --亀田貴雄
・身体をつかって見る 岩木川、春のウグイ漁 --曽我亨
・歩いて見る、描いて見る 建築史学者のフィールド調査 --新井勇治
◎フィールドノート
・喜望峰に立つ中国系新移民 --王維
◎フロンティア
・人を動かす見えない力 「人口密度ポテンシャル」が語るもの --梅川通久
◎特別企画
・フィールドワーカーのためのネットワーク Fieldnetへようこそ! --椎野若菜
◎研究者の本棚
・輝ける奇書の奥行き --真島一郎
・動きのある文化 --本條晴一郎
◎Field+CINEMA
映画を「フィールドワークする」? --深尾淳一
◎フィールドワーカーの鞄 --クリスチャン・ダニエルス
◆入手方法◆
『FIELD+』は、no.3から東京外国語大学出版会を通じて市販しています(税込500円)。
お求めはお近くの書店にお申し込みください。
市販化される以前に発行されましたno.1とno.2につきましてはご希望があれば
無料にて配布いたしますので、編集部(field-plus@aa.tufs.ac.jp)宛にお問い合わせください。
なお、部数に限りがありますので、配布はおひとりさま各号一部とさせていただいております。
バックナンバー
no.1 特集「シングルで生きる」2009年1月刊行 http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/1
no.2 特集「フュージョンする中国系移民」2009年7月刊行 http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/2
no.3 特集「ムスリムの生活世界とその変容」2010年1月刊行 http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/3
*******************************
刊行を記念して、 7月30日(金)、神田神保町にてトークイベント
FIELD+café を開催しますので、ぜひお越しください。
今回のトークイベントでは、本誌巻頭特集「東南アジア
イスラームの現在」の著者の一人であり、イスラーム金融論、
マレーシア地域研究を専門とする研究者、福島康博さん(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
産官学連携研究員)をお招きし、イスラーム金融についてお話いただきます。
トークのあと、ご来場のみなさんが福島さんとやりとりできる時間ももうけます。
イスラーム金融って何?と思った方、どうぞお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。
■FIELD+café 東南アジアのイスラームを知る■
「信仰と金儲けは両立するか?―浸透するイスラーム金融」
ゲスト:福島康博(東京外国語大学AA研 産官学連携研究員)
司会:西井凉子(東京外国語大学AA研 教授)
■福島さんからのメッセージ■
宗教というと、清貧であり、現世利益の追求を戒めているイメージがありますが、
聖典コーランは「神は商売を許す」と書いています。しかし、その後には
「利子を取るのを禁じた」と続きます。利子を取らずに利益をあげるイスラーム金融
について、マレーシアとインドネシアの事例を挙げながら、わかりやすく解説します。
■ご案内と申込方法■
日時:2010年7月30日(金)19:00-20:30(18:30開場)
場所:サロンド冨山房FOLIO
(東京都千代田区神田神保町1-3 冨山房B1)
料金:無料(要予約)
定員:40名
申込方法:
下記ウェブページの「お申し込み」をクリックしてお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/3371/
電話・FAXによるお申し込みも受け付けます。
TEL: 042-330-5559 FAX: 042-330-5199 (東京外国語大学出版会)
※1杯200円でドリンクサービスあり(コーヒー・紅茶・オレンジジュース)。ドリンク持ち込み可。
※ご希望の方には『FIELD+』no.1とno.2をプレゼントいたします。
(会場でのno.3, 4の販売は検討中です。)
■FIELD+とは■
『FIELD+(フィールドプラス)』は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
(通称AA研)発行の雑誌です(1・7月の年2回発行)。世界のあらゆる地域を舞台と
するフィールド研究の面白さを、豊富なカラー写真・図版を使って紹介します。2009 年
1月に創刊し、2010年1月発行の第3号より、東京外国語大学出版会から一般読者
向けに販売しています(税込価格500 円)。
■お問い合わせ■
FIELD+編集部 field-plus@aa.tufs.ac.jp
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