2009年3月15日日曜日

3月17~18日@日本福祉大でのフィールドワークのシンポでFieldnetの宣伝をする!!!

同僚のKameiさんにまえから誘われておりました。
フィールドワークについてのシンポをやるから、Fieldnetをひろめるのにいいんじゃない?と。
日本福祉大学が「アジア福祉社会開発研究センター」を開設するにあたってシンポジウムとワークショップをひらきました。
ワークショップは3月17,18日と二日にわたって開かれ、私は17日の夜に名古屋入り。
懇親会からお邪魔しまして、関係者に、少しずつFieldnetの説明・宣伝をしました。福祉関連、また開発関連の研究者が多く集っていました。そこで行き交う「フィールドワーク」という言葉や方法がけっこう違うことは感じつつ、この言葉を基に人が集って話そうとしていることにはまず、おおきな意義を感じました。その違い、をつきつめて共有しようというのが、ワークショップのひとつの目的でもあるんでしょう。

ワークショップの企画はKさんがご友人とたてた模様。「フィールドワークから人々とつながる:現場から生まれるアクションとファシリテーション」
もちろん場所がら、開発と福祉にかんする研究が主。
アクション・・・「運動」に研究者がどうかかわるか、ということが大きなテーマ。
Fieldnetのひろめかたについても、コアメンバーが、とにかく、情報を発信、発信しつづけること!!!
ボランティアの協力者を積極的に増やすこと、やる気のある人をひきこんでいくようにオープンにしておくこと。
なるほど、運動をしている人のいうコメントは気概が違います。
運営の仕方も、もっと学ばなければ!

翌日は、いよいよKさんらのシンポジウム。
http://www.n-fukushi.ac.jp/kenkyu/symposium/090317/index.htm

主催者(協力者)の意図:
 対象の社会や人びとの「変化を支える」目的で行われる福祉や開発の実践と、「理解する」ことをねらいとする研究は、それぞれ異なった視点と方法で現場に関わろうとする。しかし、それらは互いに異質なこととも言えず、多くの共通点が見られるだろうし、現場でのさまざまなアクションやリアクションを通じて、実践と研究に二分できない活動や立場が生まれることもある。 このワークショップでは「フィールドワーク」を共通の切り口としながら、「実践/研究」「調査する側/される側」の二分法をこえた現場での関わり方を、具体的な事例にもとづいて考える。福祉や開発の専門性から「あえて降りてみる」ことで現場から見えてくることを重視しながら、ふたたび専門領域にフィードバックできることは何かについても議論したい。

私自身の研究環境、関心からすると、やはりアフリカの事例がいちばん想像しやすかった。
発表者によっては、研究者なのかアクティヴィストなのか、という悩み――悩みのレベルや質も、フィールドのもつ性質によっても個人の性格によっても、もちろん違う。だがおそらく、その多様な「悩み」こそが個人のフィールドワークという行為が社会、世界とむすびつく事例であり、よりよくその悩みが生かされるように事例を共有することが必要かなと思う。いやでも開発に関わらざるをないご時勢のいま、研究者それぞれの事例がまた、重要な「先行研究」もしくは「先行経験/事例」だろう。自分が フィールドで、そのはざまで「悩んでいるのだ」と告白すること、そういう場であったこのシンポは、とても意味があったかと思います。最後までいられなかったのが残念。どういう議論になったのか。。
おつかれさま!

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