2009年3月22日日曜日

フィールドワークにかんするシンポ@早稲田 でFieldnetのチラシくばる!!!


20日、春分の日。早稲田文化人類学会からのお知らせがきていたときから行こうと思っていたシンポに行ってきました。Fieldnetのチラシもちょっとはくばれるかしら、という目的もアリ。

「エスノグラフィーの素朴から方法論への革新へ―フィールド研究の深化をめざして―」

早稲田大の人類学者、余語さんが問題提起。質的データ研究のながれ、そのなかでの人類学のフィールドワーク、エスノグラフィーの位置、といった内容。ウェブ時代の人類学の新しい方法として「ヴァーチャル・エスノグラフィ」といっている東大の木村さん。霊長類学の観察、分析、記述の方法を披露してくれた京大霊長類研の林さん、そして最後は野沢さんから社会学のネットワーク論の視点からの家族親族研究の方法、、 私のいまの関心事、ウェブ時代、家族・親族、ネットワーク、人類学、フィールドワーク、というキーワードに響くところはたくさんあり、たいへん勉強になった。
 ただ、デジタル技術の発達によるデータ収集の方法としてウェブの活用を考えるのはいいけれど、これからはますます必要だけれど、どうもそれだけに偏りがちなのか?と思ってしまったり・・・あくまでも、ウェブは切り口、着眼点の一つにすぎないのだということを前提に「フィールドワーク」して人間と人間の接触、ぶつかりあいを見聞き、ときに自分もそのなかに居る状態でないとなにも分からない・・・のはいうまでもない。また日本を舞台にした社会学の場合は文化の違いを大して考慮せず(あまり必要がないというのも事実)質問事項を考えているので、社会ごとの文脈、という点においての配慮が若干少ないか・・・と思った。

いずれにしても、「フィールドワーク」をキーワードに超域的に議論する意義はいくらでもあることをあらためて確認。Fieldnetからもコンスタントにお題をだしてやりたい!

早稲田の院生にも、地道に宣伝してチラシを配ってきました。

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